SEO対策は、専門知識がなくても始められる範囲があります。
Googleビジネスプロフィールの整備や、ページのタイトル・見出しの書き直し、表示速度の確認は、費用をかけずに今日から手をつけられます。Googleが見ているのは、読み手に必要な情報が正確に、見つけやすく書かれているかどうかだからです。
専門用語を覚えることより、基本を丁寧に続けられるかの方が効いてきます。
ただ、全部を自分でやろうとすると遠回りになることもあります。早く順位を上げたくてキーワードを詰め込んだり、被リンクを増やす業者に頼んだりすると、Googleのルール違反として評価が下がることがあるからです。
この記事では、専門知識がなくても始められる基本の対策と、自分でやると遠回りになりやすい落とし穴、そこから先はプロに任せた方がいい基準までをまとめました。ホームページ制作とSEO・AIO対策をしている会社の目線で書いています。
専門知識がなくても始められる、基本のSEO対策
自分で始められる対策の共通点は、専門的な知識より、正確な情報を手間をかけて埋めていく作業だという点です。順番に見ていきましょう。
Googleビジネスプロフィールを整える
お店や会社の情報を検索結果やGoogleマップに出す「Googleビジネスプロフィール」は、無料で登録・編集できます。まずは自社名で検索し、情報が登録されているか、内容が古くなっていないかを確認してください。
入口が分かりにくいお店は、中がどんなに良くても入ってもらえません。Googleビジネスプロフィールは、検索した方が最初に目にする、いわば店先の看板です。
- 営業時間と電話番号実際の時間とずれていないか、臨時休業のときは特別営業時間を設定しているか
- 写真商品・店内・スタッフの写真を月に1回程度は追加する
- クチコミへの返信良い内容も気になる内容も、担当者が返信する

Googleも、情報の正確さと充実度、クチコミへの対応が、地図やローカル検索の表示順位に関わると案内しています(出典: Googleのローカル検索結果のランキングを改善するヒント|Googleビジネスプロフィールヘルプ、2026年9月16日確認)。
ページのタイトルと見出しを書き直す
検索結果に太字で出る1行は、ページの「タイトル」という項目に入れた文言です。ホームページの管理画面(多くのCMSでは「タイトル」や「SEO設定」の欄)を開き、ページごとに内容を正確に言い表した文言に書き換えます。
Googleも、ページに固有で、内容を明確かつ簡潔に説明したタイトルにするよう案内しています(出典: 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル、2026年9月16日確認)。
タイトルの下に出る2〜3行の説明文(メタディスクリプション)も同じ画面で書き換えられることが多いので、あわせて見直してください。
ページの中の大きな見出しも、検索した言葉に近い言葉で書かれているかを確認します。「サービス紹介」のような社内向けの言葉だけでなく、お客さまが検索しそうな言葉も見出しに入れておくと、内容が伝わりやすくなります。
表示速度を無料ツールで測る
ページが開くまでの時間も、読み手が離脱するかどうかに関わります。PageSpeed InsightsにホームページのURLを入力すると、無料でスコアと改善点が表示されます。
自分でできるのは、ここまでです。指摘の中身が画像の重さやサーバーの設定など技術的な調整になったら、そこから先は制作会社に相談する場面になりやすいところです(詳しくは後半の線引きで説明します)。
似た内容のページ同士をリンクでつなぐ
会社概要とサービス紹介、料金ページとお問い合わせのように、関係の深いページ同士に本文中からリンクを張ります。読み手が知りたい情報にたどり着きやすくなり、Googleにとってもページ同士のつながりが分かりやすくなります。
新しくページを増やしたときは、既存のページの本文からもリンクを1本足しておくと、そのページだけが孤立せずに済みます。
自分でやると遠回りになりやすい3つの落とし穴
早く結果を出したい気持ちから、かえって遠回りになりやすい対策が3つあります。どれもGoogleが公式にルール違反として挙げているものです。
リンクを買う・自動で増やす
被リンク(他のサイトからのリンク)を増やすと順位が上がる、という情報を目にすることがあります。ただし、お金や物品を渡してリンクを得たり、自動化された仕組みで大量のリンクを作ったりする行為は、Googleのスパムに関するポリシーで禁止されています(出典: Google検索のスパムに関するポリシー|Google 検索セントラル、2026年9月16日確認)。
見つかると、順位が下がるだけでなく、検索結果から除外されることもあります。リンクを増やす業者からの営業を受けたら、まずこのポリシーに照らして確認してください。
キーワードを詰め込みすぎる
同じ単語を不自然なほど繰り返したり、文章とは関係のない場所に単語を並べたりする書き方も、同じポリシーで問題とされています。読みにくい文章になった時点で、対策としては逆効果と考えてよいでしょう。
タイトルや見出しに検索されそうな言葉を入れるのは有効ですが、あくまで自然な日本語として読めることが前提です。
中身の薄いページを量産する
地域名や商品名だけを変えた、ほぼ同じ内容のページを何枚も作る対策も見かけます。読み手にとって新しい情報がないページは、Googleにも評価されにくく、更新の手間だけがかさみます。
ページを増やすなら、地域や商品ごとに実際に違う情報(担当者・実績・よくある質問など)を書けるかを、作る前に確かめてください。
どこまで自分でやり、どこからプロに頼むか
ここまでの対策は、時間をかければ自分で進められます。線引きの基準は「効果を自分で判断できるか」です。数値を測るところまでは自分でもできますが、その数字から何を直すかの判断には経験が要ります。
| 場面 | 自分でできること | プロに任せた方がいいこと |
|---|---|---|
| ホームページの基本情報 | 会社概要・料金・実績などの文章を、実際の言葉で正確に埋める | ページの構成そのものを、検索意図に合わせて作り直す |
| 検索結果に出る文言 | タイトル・見出し・メタディスクリプションの書き換え | 構造化データなど、コードに関わる技術的な設定 |
| 表示速度・技術面 | 無料ツールで数値を測り、現状を把握する | 画像の圧縮やサーバーの設定など、専門知識が要る調整 |
| 効果の確認 | Search Consoleを開いて、表示回数やクリック数を見る | 数字の変化から何が効いたかを読み解き、次の一手を決める |
自転車のタイヤを替えるだけで、走りは驚くほど変わることがあります。フレームごと買い替える前に、まずやれることがあるのと同じで、ホームページも作り直す前に、この記事の基本を一通り試す価値があります。
それでも問い合わせが増えない、更新する時間が取れない、という段階まで来たら、そこがプロに相談するタイミングです。SEO・AIO対策のページで、どこから任せられるかを確認してみてください。自社で更新を続けられる体制を作りたい場合は、内製化支援のページに進め方をまとめています。
SEOの基本ができていると、AIO対策の土台にもなる
ここまでの基本ができていると、ChatGPTなどのAIに引用されるための対策(AIO対策)にもそのまま役立ちます。会社の情報が正確で、読み手の疑問に答える文章が書かれているページは、AIにとっても答えの材料として使いやすくなります。
AIO対策の詳しい進め方(お客さまに聞かれた質問の記録の仕方や、電話の録音の活用まで)は、AIO対策とは?SEOとの違いとAIに引用されやすいページの作り方にまとめています。この記事の基本ができてから読むと、話がつながりやすいはずです。
月に1回、数字を見て続ける
SEO対策は、1回やって終わりにできるものではありません。無料のSearch Consoleを使うと、自社のページが検索で何回表示され、何回クリックされたかを見られます。
まず小さく試して、月に1回、数字を見て次の一手を決める。これくらいのペースで十分です。全部を一気に直そうとするより、続けやすい形にしておく方が、結果的に長く効いてきます。
私たちも、LEDビジョン事業「アディザネージ」を営業担当を置かずに自社サイトだけで運営しています。情報を正確に保つこと、検索から来た方が迷わず問い合わせに進めることを地道に続けてきた結果、専門的な施策より基本を続けることの方が効くと感じています。
最新の内容と料金は、SEO・AIO対策のページで確認してください。
よくある質問
Q. SEO対策は本当にお金をかけずにできますか?
Googleビジネスプロフィールの整備、タイトル・見出しの書き直し、PageSpeed InsightsやSearch Consoleの利用はすべて無料です。ただし、記事を書き続ける時間や、技術的な調整にかかる費用は別に考えておく必要があります。
Q. 効果が出るまでどれくらいかかりますか?
Googleは、変更が反映されるまで数時間から数か月と幅があり、数週間待ってから確認するよう案内しています(出典: 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル、2026年9月16日確認)。1回直してすぐ順位が動くとは考えず、月単位で見ていきましょう。
Q. 何から手をつければいいですか?
まずはGoogleビジネスプロフィールの情報が正しいかの確認と、主要なページのタイトルの見直しから始めるのがおすすめです。どちらも今日中に終えられます。
Q. AIO対策とSEO対策、どちらを先にやればいいですか?
まずSEOの基本(会社情報の正確さ・読み手に伝わる文章)を整えてください。その土台の上に、AIO対策で紹介している質問の記録などを重ねていく順番が進めやすいです。