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会社ホームページに必要なページとは?基本4つと目的で足す5つ

執筆:adisign

「会社のホームページに必要なページは何ページですか」というご相談をよくいただきます。欠かせない基本ページは4つで、そこから先は会社の目的に合わせて足していきます。

ページ数を先に決めて中身を当てはめようとすると、内容の薄いページばかりが増えてしまいます。

弁当箱に例えると分かりやすいかもしれません。詰める前におかずの数と大きさを決めておかないと、どんなに美味しいおかずがあっても箱に入り切らないんですよね。ホームページも同じで、載せたい情報を並べる前に、まず「入れ物」の数と役割を決めておく必要があります。

この記事では、業種を問わず必要になる基本ページ4つと、会社の目的によって足すと効果的なページ5つを、それぞれ何をどう作り込むべきかまで整理しました。制作会社に何をどこまで頼めばいいかが分かる内容になっています。

会社のホームページに欠かせない基本ページは4つ

この4つは、業種やページ数のプランに関わらず、どんな会社のサイトにも共通して必要です

トップページ

トップページの役割は、単なる入り口ではありません。会社概要・実績・お問い合わせといった、それぞれのページへ案内する「ハブ」です。それぞれのページに何があるかを一言で伝え、訪問者を的確な行き先へ導く役目を持っています。

この役割の中でも、最初に開いた瞬間に映る範囲(ファーストビュー)が飛び抜けて重要です。訪問者が「探している情報がありそうか」「雰囲気が自分に合っているか」を判断するのは、0.3秒から1秒ほどと言われています。ここで求めているものと違うと感じられると、その先のページを読まれる前に離脱されてしまいます。

街を歩いていて、看板や入口の作りが分かりにくいお店には、なかなか入りづらいですよね。ホームページも同じで、入り口で伝わらなければ、中にどんなに良いページがあっても読んでもらえません。

だからこそファーストビューには、誰に向けた会社で、何が強みかが一瞬で伝わるキャッチコピーと写真を置きます。ファーストビューより下は、各コンテンツへの案内役として、それぞれのページで一番伝えたいことを短いキャッチにして並べます。訪問者は他のページや他社サイトと見比べながら探しているのが普通で、じっくり読み込んではもらえないので、見出しと画像だけで興味を引けるかを基準に作ります。

キャッチコピーや画像、デザインの方向性を変えると、そこから先のページへ進む割合が変わることがあります。アクセス解析でその進み具合を見比べると、訪問者が実際に何を求めて来ているかを確かめる手がかりになります。

会社概要

会社名・所在地・設立年・事業内容・代表者名など、会社の基本情報をまとめたページです。

それ自体を面白く読ませるのは難しい内容ですが、取引を真剣に検討している人ほど、まずここを開いて確かめます。

基本情報に加えて、代表者の写真やひとことコメントを載せておくと、どんな人が経営しているかが伝わりやすくなります。実績など、他に見てほしい情報へのリンクをあわせて置いておくのも効果的です。

アクセス解析をすると、トップページの次に会社概要への訪問が多い、という結果になることは珍しくありません。トップページとは違う切り口で、各コンテンツへの案内を会社概要にも置いておくと、思った以上に効果が出ることがあります。

お問い合わせフォーム

電話番号やメールアドレスだけでなく、フォームからも連絡できるようにしておくと、電話をかけるのが少し気が引ける方でも連絡しやすくなります。入力してもらう項目は、多ければ多いほど良いとは限りません。

知りたい情報を増やすほど、入力の手間を感じた方がそこで離脱してしまうことがあるため、問い合わせの数を増やしたいなら項目は最小限に絞るのが基本です。

逆に、問い合わせの数はある程度あるのに本気度の低い相談が多い、という場合は、あえて必須の項目や条件を増やして、見込みの高い相手だけに絞り込む作り方もあります。どちらを選ぶかは、フォームの目的をはっきりさせたうえで決めてください。

フォームを置く場合は、送信が完了したことを伝えるページも合わせて1つ用意しておくのが一般的です。送信した側からすると、ここで初めて「ちゃんと届いた」と分かって安心できます。

プライバシーポリシー

フォームで名前やメールアドレスを預かる以上、その情報をどう扱うかを示すページが必要になります。個人情報の利用目的や問い合わせ先を明記しておく、いわば会社の約束事のページです。

会社の目的によって足すと効果的なページ5つ

基本ページだけでは、会社の強みや来てほしい人材までは十分に伝わりません。ここから先は、会社が今いちばん伝えたいことで選ぶページです

事業・サービス紹介ページ

扱っている事業やサービスが複数ある会社は、それぞれを個別のページにすると、来訪者が自分に関係あるものを見つけやすくなります。当社のサイトでも、サービス一覧からホームページ制作・グラフィックデザインなど、それぞれの個別ページに進める作りにしています。

同じようなサービスを扱う競合がいる領域ほど、このページを独立させて丁寧に作る価値があります。何が同じで何が違うのかを、事業・サービスごとに詳しく書けるからです。

実績・制作事例ページ

同じような立場の会社が実際に依頼して、どうなったかが分かるページです。特に初めて依頼する会社にとっては、他のどのページよりも安心材料になります。当社の制作実績も、この考え方で作っています。

実績の一覧をただ並べるだけでは、もったいないページです。どんな経緯で依頼につながったのか、依頼した会社がどんな課題を抱えていたのかまで書くと、他社には作れない読み物になります。これはネットで調べれば誰でも書ける内容ではなく、自社にしかない一次情報だからです。

グループ会社のアディザネージ・AGSのサイトでは、この実績・事例ページを読み物として作り込むことに力を入れており、検索での上位表示や集客につながっています。

よくある質問ページ

料金・納期・進め方など、問い合わせの前に必ず聞かれる内容を先にまとめておくページです。同じ質問への回答を毎回一から書かずに済むので、対応する側の手間も減ります。当社のよくあるご質問もこの役割です。

これまでは、ざっくりとした質問と回答を数個並べただけのFAQページも珍しくありませんでした。ですが、検索がキーワードから自然な文章での質問に変わってきている今は、実際にお客さまから聞かれた質問と、その周辺にある細かい疑問まで丁寧に答えていくことが、以前より大事になっています。

質問と回答を細かく増やしておくほど、AIによる検索の回答にも拾われやすくなります。この考え方はAIO対策とは?でもう少し詳しく書いています。

採用情報ページ

人を採りたい会社には欠かせません。求人票のような仕事内容・条件だけのページで終わっている会社も多いのですが、それだけでは働く姿が想像しにくいものです。

会社の雰囲気が伝わる写真や社内イベントの様子、実際に働いている社員の紹介を載せておくと、応募する側の反応が変わってきます。入社した後にどんな生活が待っているかまで伝わると、応募のハードルはさらに下がります。採用に本気で力を入れたいなら、通常のページとは別に、採用専用のランディングページを作るのも一つの選択肢です。

ブログ・お知らせページ

会社の新しい動きや、業界の話題についての考えを継続して発信する場所です。比較的新しくホームページを作る会社ほど設置したがりますが、更新の担当が決まっていないと、開設時の投稿以降そのまま止まってしまうことも少なくありません。

更新できる体制が取れているかどうかで、設置するかを判断してください。SEOのためなのか、社内の雰囲気を伝えるためなのか、目的を決めないまま設置すると、更新が止まったときに「きちんと運営されていない会社」という、逆の印象を残してしまいます。

お客さまから実際によく聞かれる質問をひとつずつ記事にして答えていくと、同じような疑問を持つ人がその記事にたどり着きやすくなります。ここでAIに文章を作らせることもできますが、AIだけで書いた記事は、調べれば誰でも分かる平凡な内容になりがちです。現場の判断や実例といった一次情報を人が与えたうえで書くと、検索での評価も、読んだ人への説得力も上がります。

セクションでまとめる方法にも、向き・不向きがある

5つとも、最初から独立したページにする必要はありません。トップページの中にセクションとして置くだけでも、情報としては伝わります。

ただし、これはどんな会社にも勧められる方法ではありません。向いているのは、名刺代わりに最低限のサイトがあればよく、集客の役割をほとんど求めていない場合です。コストを最優先で抑えたいだけなら、そもそもホームページ自体が必要かどうかから考え直したほうがよいこともあります。

集客や問い合わせにつなげたい会社にとって、セクションでまとめる一番の弱点は、アクセス解析のしにくさです。どの内容がどれくらい読まれているかが、ページ単位より分かりにくくなります(ヒートマップなど別のツールを足せば、ある程度は補えます)。

コストを抑えたくて、どうしてもセクション中心にまとめたい場合でも、事業・サービス紹介だけは個別ページにすることをおすすめします。ここだけ独立させておけば、どのサービスがよく見られているかが分析でき、力を入れるべきページや、来訪者が何を求めているかをつかむ手がかりになります。

ページ主な役割
トップページ各コンテンツへの入口となるハブ。ファーストビューで興味を引く
会社概要会社が実在し、信頼できる相手だと確かめてもらう
お問い合わせフォーム電話が気が引ける相手にも連絡してもらう窓口
プライバシーポリシー預かった個人情報の扱い方を示す約束事
事業・サービス紹介複数の事業・サービスを、それぞれ見つけやすくする
実績・制作事例経緯や課題まで書き、依頼した後の姿を想像してもらう読み物
よくある質問問い合わせ前の疑問を、細かい粒度まで先に解消する
採用情報働く姿を想像してもらい、応募につなげる
ブログ・お知らせ体制と目的を決めたうえで継続し、検索やAIの回答からも見つけてもらう
手書きのサイトマップと、事業・実績・採用の付箋が並ぶ机の上

何ページ作るかを、どう決めるか

全部を最初から用意する必要はありません。今いちばん伝えたい相手が誰かで、作る順番を決めます。

依頼が来るかどうかがすべての会社なら、事業紹介と実績を優先します。採用にも力を入れたいなら、採用情報の優先度を上げます。両方大事な会社は多いので、その場合は基本4ページ+事業紹介から始めて、実績と採用は次の段階で足す、という進め方でも構いません。

ページを増やすと聞くと、費用がかさむと感じるかもしれません。費用を抑えるためにページ数を減らすという考え方を、私たちはあまりおすすめしていません。原稿の下書きやページ構成の案を自分たちでAIに作らせられる今は、ページを削らずに増やす方が現実的になっています。この考え方と、実際にどれくらい費用が変わるかはホームページリニューアルの費用はいくら?にまとめました。

自社で作るところまでは手が回らない、サーバーやアップロードの仕組みが分からないという場合は、内製化支援のように、そこだけ手を借りる形もあります。制作会社に相談する場合も、まず基本4ページと、目的で足したいページの候補を伝えられれば、ホームページ制作の話がかなり早く進みます。

よくある質問

Q. 5つの追加ページを全部作らないといけませんか?

いいえ、必須なのは基本4ページだけです。残りは会社の目的に合わせて、必要なものから順番に足していってください。

Q. ページ数が多いほどSEOに有利になりますか?

ページ数そのものより、1ページごとに読み手の疑問へちゃんと答えられているかのほうが大事です。ただ、同じ話題をいろいろな角度から書いたページが増えるほど、AIによる検索の回答にも拾われやすくなる面はあります。

Q. 個人事業主やお店でも、この4ページは必要ですか?

考え方は同じです。会社概要にあたる部分を、屋号・代表者名・所在地などお店の情報に置き換えれば、そのまま使えます。

Q. アクセス解析は、どのタイミングで入れておくべきですか?

公開と同時に入れておくのがおすすめです。ファーストビューや会社概要への流れ、事業紹介ページごとの見られ方は、公開してからの数字でしか確かめられません。制作会社に依頼する場合は、解析の設定と、結果を見られる権限をあわせて頼んでおいてください。

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