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小規模事業者持続化補助金でホームページは作れる?対象と申請の注意点

執筆:adisign

「小規模事業者持続化補助金でホームページを作りたいのですが、何から始めればいいですか」というご相談をよくいただきます。制度の対象になる可能性はあっても、GビズIDの取得や経営計画書の作成など、申請の準備を早く動かさないと締切に間に合わないことが多いです。

制度そのものの対象・金額・全体の順番は、ホームページ制作の補助金は使える?にまとめています。この記事では、そこから一歩踏み込んで、申請の実務でつまずきやすい点に絞って整理しました。

制度の要点は、まず前の記事でおさらいしてください

小規模事業者持続化補助金の対象になる従業員数、ホームページで対象になる費用・ならない費用、受け取れる金額(全体で50万円まで、ウェブサイト関連費は最大30万円)、交付決定前に発注できないという順番は、すべてホームページ制作の補助金は使える?で詳しく書いています。この記事では、そのうえで実際に申請を進める段階の話に絞ります。

審査があり、申請すれば必ず通るわけではありません

公募のたびに、採択された事業者の一覧が公式サイトで公開されています(2026年9月23日確認)。一覧が公開されているということは、申請したすべての事業者が採択されているわけではないということです。

審査でどこが見られるかは公募要領に書かれていますが、実務的には「ホームページを作ること」自体が目的になっている計画より、「誰に何をどう届けて売上を伸ばすか」というストーリーの中に、ホームページが手段の1つとして位置づけられている計画の方が、書類として筋が通ります。

経営計画書は「販路開拓のストーリー」として書く

申請には、自社で作成する経営計画書が必要です。ホームページの制作費だけを目的にした計画は、この制度には向きません。

書き方のポイントは、次の順番で考えていく点にあります。

  • 誰に売りたいか今のお客さまと、これから広げたいお客さまを分けて書く
  • 何を届けたいか新商品・新サービス、または既存商品の新しい売り方
  • どう届けるかその手段の1つとして、ホームページのリニューアルやウェブサイト関連費を位置づける
  • どんな効果を見込むか売上や問い合わせ件数など、数字で示せる目標

ホームページ単体ではなく、展示会への出展やチラシ・カタログなどの広報費と組み合わせて申請する形が一般的です。組み合わせ方の詳細は前の記事の「ホームページだけでは申請できません」の章で触れています。

GビズIDプライムは、一番最初に取得してください

申請には、国の共通ID「GビズIDプライム」が必要です。発行までに数週間かかる場合があるため、経営計画書を書き始める前に、まず申請しておくことをおすすめします。

締切直前になって気づくケースが起きやすいところなので、制度を使うと決めた時点で、経営計画の内容が固まっていなくても、IDの取得だけは先に進めておいてください。

商工会議所の窓口カウンター越しに、相談者と向き合って話す職員

事業支援計画書(様式4)は、事業所の所在地で窓口が決まります

申請には、地域の商工会議所または商工会が発行する「事業支援計画書(様式4)」が必要です。窓口は、事業所がある地域によって商工会議所か商工会のどちらかに決まっており、選ぶことはできません。

商工会議所は主に市の中心部、商工会は町村部を管轄していることが多いですが、地域によって管轄が分かれているので、迷ったら事業所のある自治体名で検索して確認してください。

様式4の発行には、経営計画の内容について窓口担当者と相談する時間が必要です。締切間際は相談が集中しやすいため、余裕を持って早めに連絡することをおすすめします。

見積りは、内訳を分けてもらってください

制作会社から見積りをもらう段階では、見積書の中に複数の経費区分(ウェブサイト関連費・広報費など)が含まれる場合、区分ごとの内訳を分けて出してもらう必要があります。

内訳が1本の金額にまとまっていると、審査の段階でどの区分にいくらかかるかが判断できず、差し戻しの原因になることがあります。制作会社に見積りを依頼する際は、補助金の申請に使う旨を伝え、区分ごとに分けて出してもらってください。

また、1件の発注総額が50万円(税込)を超える場合は、2者以上から見積りを取って発注先を選ぶよう公募要領に定められています。この点は前の記事でも触れていますが、見積りを依頼する段階から意識しておくと、あとで慌てずに済みます。

準備は、この順番で早めに動かしてください

ここまでの準備を、動かす順番でまとめると次のとおりです。

準備やること動かす目安
GビズIDプライムの取得公式サイトから申請制度を使うと決めたら、すぐに
商工会議所・商工会への相談事業所の所在地の窓口を確認し、経営計画を相談する様式4の締切から逆算して早めに
経営計画書の作成販路開拓のストーリーとしてまとめる窓口への相談と並行して
見積りの取得経費区分ごとに内訳を分けてもらう採択発表を待たずに、依頼先の候補には早めに声をかけておく

よくある準備不足

申請の相談を受けていて、よく見かける準備不足は次の2つです。

  • 締切の直前に動き出してしまうGビズIDの取得、商工会議所・商工会への相談、経営計画書の作成には、それぞれ日数がかかります。締切から逆算すると、思ったより早い段階で動き出す必要があります
  • 交付決定の前に発注・契約してしまう採択の通知が届くと、つい安心して発注してしまいがちですが、交付決定の通知が届くまでは発注できません。この順番は前の記事で詳しく説明しています

アディザインでできること

私たちは補助金の申請代行はしておらず、採択の可否を判断する立場でもありません。経営計画の作成や商工会議所・商工会とのやり取りは、事業者ご自身か、次の窓口へご相談ください。

  • 商工会議所・商工会様式4の発行元で、経営計画の作成から相談できます
  • よろず支援拠点国が設けている無料の経営相談窓口です

そのうえで、制作をご依頼いただく場合は、申請や実績報告に使う見積書・請求書・納品書の発行に対応しています。経費の区分に合わせた内訳での発行や、相見積りの1社としての見積りも可能です。

制度の対象や金額の整理は、補助金・助成金のページにまとめています。料金は今後見直しが入るため、この記事には載せていません。最新の内容は各ページでご確認ください。

出典

補助金・助成金は、年度や公募回ごとに要件が変わり、募集が終了する場合もあります。申請にあたっては、必ず最新の公募要領をご確認ください。

よくある質問

Q. GビズIDプライムは、どこで取得できますか?

GビズID公式サイトから申請できます。発行までに数週間かかる場合があるため、制度を使うと決めたら早めに申請してください。

Q. 商工会議所と商工会、どちらに相談すればいいか分かりません

事業所の所在地によって、相談する窓口が決まっています。事業所のある自治体名で検索し、管轄の商工会議所・商工会を確認してください。

Q. 見積りは、何社から取ればいいですか?

1件の発注総額が50万円(税込)を超える場合は、2者以上から見積りを取るよう定められています。それ以下の金額でも、内容を比較する意味で複数の見積りを取ることをおすすめします。

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「何を頼めばいいか分からない」段階で構いません。ご提案・お見積りまでは無料です。つくるものが決まっていない状態からのご相談も歓迎します。