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LP・ECサイト 2026.09.18

ECサイト構築の費用はいくら?自社ECとモール出店の違い

執筆:adisign

「ネットショップを始めたいのですが、費用はどれくらいかかりますか」というご相談をよくいただきます。結論からいうと、自分でASPを使って開業するなら実質0円からでも始められ、決済・在庫・デザインを外部に任せる範囲が増えるほど、数十万円から数百万円以上へと費用は上がっていきます

金額の幅がこれほど大きいのは、「ページを作ること」よりも「決済・配送・在庫をどうつなぐか」で作業量が変わるからです。

実際、ネットショップ作成サービスのBASEは初期費用0円で開業でき、Yahoo!ショッピングも出店にかかる初期費用は0円と案内しています。一方で楽天市場は、出店するだけで初期登録費用60,000円(税別)に加え、プランに応じた年間の出店料が必要です(各社公式サイトで2026年9月18日確認)。

この記事では、自分で始める場合と外部の制作会社に任せる場合、それぞれの費用の目安を整理します。あわせて、金額を動かす4つの要因と、自社ECとモール出店のどちらが向いているかも見ていきます。ネットショップの構築を実際に手がけてきた会社の目線で書いています。

自分で始めるなら実質0円、外部に頼むほど費用は上がります

ネットショップの費用は、誰がどこまでの作業を引き受けるかで決まります。全部を自分でこなせば費用は低く抑えられ、専門的な作業を任せるほど、その分の費用が積み上がっていく仕組みです。

自分で始める場合、代表的な選択肢はASP(ネットショップ作成サービス)とモールへの出店に分かれます。ASPは自分のお店を持つ形、モールは楽天市場やYahoo!ショッピングのような大きな売場に出店する形で、かかる費用の仕組みが違います。

サービス初期費用月額・年額の目安手数料など
BASE(ASP)0円スタンダードプランは月額0円決済手数料3.6%+40円、サービス利用料3%
Yahoo!ショッピング(モール)0円月額システム利用料10,000円(税別)売上ロイヤリティ2.5%〜
楽天市場(モール)60,000円(税別)出店プランにより年30万円台〜プランごとに販売手数料が別途かかる

表のとおり、無料に近い形で始められるASPと、出店するだけである程度のお金が動くモールとでは、最初にかかる費用がまったく違います。

一方、決済や在庫の設定、デザイン、商品登録までを制作会社に任せる場合は、自分で全部やるときより費用が一段上がります。任せる範囲が広がるほど、その作業を代行する分の費用が積み上がっていくからです。全部を丸ごと依頼するのではなく、決済や在庫連携など、自分では手が回らない部分だけを部分的に頼むという頼み方もできます。

外部に依頼する場合、費用を動かす4つの要因

外部に依頼する場合、費用を動かしているのは主に4つの要因です。決済方法の数、在庫・受注システムとの連携、商品点数、デザインの作り込み度合いで、同じ「ECサイト構築」でも金額はかなり変わります。

決済方法の種類

クレジットカードだけで始めるか、コンビニ払いや後払い決済まで用意するかで、設定する決済会社の数が変わります。決済方法を増やすほど、それぞれの審査や設定にかかる工数が積み上がります。

在庫・受注システムとの連携

実店舗の在庫とネットショップの在庫を自動で連動させたい、外部倉庫や配送代行と連携したいといった要望があると、標準のカート機能だけでは足りず、追加の設定や開発が必要になります。ここが、見積りの差が一番大きく出るところです

商品点数・登録の手間

数十点の商品を登録するのと、数千点の商品を登録するのとでは、作業量が桁違いです。商品数が多い場合は、初期登録をどこまで代行してもらうかで、費用も準備にかかる期間も変わってきます。

デザインの作り込み度合い

テンプレートに沿って作るか、商品の世界観に合わせてオリジナルのデザインを組むかでも、費用は変わります。写真撮影から依頼する場合は、その分の費用も別にかかります。

発送用の段ボールと梱包資材が並ぶ、ネットショップの発送作業デスク

実際に私たちがお手伝いしてきたのは、食品や輸入雑貨、生活雑貨、サイネージ製品など、業種もさまざまです。決済方法や在庫の持ち方は業種ごとに事情が違うので、最初のヒアリングで一つひとつ確認するようにしています。何が含まれているかを確認してから見積りを比べる考え方は、ホームページ制作会社の選び方にも詳しく書いています。

自社ECとモール出店、どちらがいいか

自社ECは自由度とブランドづくりに強く、モール出店は集客力とスピードに強い、という違いがあります。どちらか一方に決め切らなくても、両方を組み合わせて使う方法もあります

自社ECサイトは、デザインも機能も自分たちの考えどおりに作れ、出店料がかからない分、利益率も確保しやすくなります。

その代わり、お客さまを集める工夫は自分たちで行う必要があります。モールは逆で、すでに多くの人が買い物に来ている場所に出店するイメージです。商品や会社の知名度がまだ無くても、モール自体の集客力に助けられる場面があります。

出店料や販売手数料は継続的にかかり、デザインの自由度も自社ECほど高くありません。それでも、すでに知名度のある商品を扱っている場合や、まずは小さく試したい場合は、モールから始めるのも一つの方法です。

長く付き合ってくれるお客さまを育てたい、価格以外の魅力で選ばれたいという場合は、自社ECに力を入れる価値があります。実際には、モールで新しいお客さまと出会い、自社ECでリピーターとの関係を育てるというように、両方を併用しているお店も珍しくありません。

商品を1つだけ確実に売りたいだけの場合は、EC機能を持たないランディングページ(LP)という選択肢もあります(詳しくはLP(ランディングページ)の費用はいくら?へ)。

安くする方法は「削る」ではなく「始め方の順番」

費用を抑えたいときに考えるべきなのは、何を削るかではなく、何を自分でやり、何をどの順番で任せるかです。いきなり全部を外部に任せず、小さく始めて手応えを確かめてから広げる方法もあります

商品説明文や、どんな構成のページにするかという叩き台は、今は生成AIを使えば自分たちでも作れます。自分たちで作った叩き台をもとに、専門的な部分だけを制作会社に任せれば、ゼロから丸ごと依頼するより費用を抑えやすくなります。

最初はASPで小さく始めて、売れ行きや運用の手応えを見てから本格的な自社ECサイトへ切り替える、という順番も一つの方法です。

自転車のパーツ交換に似ています。いきなり大きく投資しなくても、走りながら少しずつ変えていくやり方があります。ただし、規模が大きくなってからの引っ越しは商品データや会員情報の移行に手間がかかるので、将来的に商品点数や機能が増えそうな見込みがあるなら、最初から拡張しやすい仕組みを選んでおくと、あとの負担が軽くなります。

アディザインでのEC構築について

私たちアディザインでも、ネットショップの立ち上げからリニューアルまでをお手伝いしています。販売の設計、デザイン・構築、決済や配送の設定、商品登録の代行やレクチャーまで、開店に必要な準備をまとめて対応しています。

公開後もお客さまご自身で商品を追加・更新できる形で構築し、手が回らない部分だけ更新代行でお手伝いするのを、私たちは大事にしています

食品から生活雑貨まで、業種を問わず手がけてきた実例は制作実績でご覧いただけます。会社全体を伝えるホームページの作り直しを検討している場合は、ホームページリニューアルの費用はいくら?も参考になります。

費用の詳しい内訳や、自社ECとモール出店のどちらが向いているかは、状況によって変わります。ECサイト構築のページでは対応範囲や実績を、料金・プラン一覧では他のサービスとあわせた料金の考え方をご覧いただけます。まずは「こういう売り方がしたい」という段階からでもご相談いただけます。

よくある質問

Q. 自分でASPを使うか、制作会社に頼むか、どちらがいいですか?

商品点数が少なく、決済も標準的な範囲で足りるなら、ASPで自分から始めても十分です。決済や在庫の連携が複雑になりそうな場合や、デザインをしっかり作り込みたい場合は、外部に相談したほうが早く形になります。

Q. モール出店と自社EC、両方同時に運営できますか?

可能です。在庫や商品情報を二重管理する手間は増えますが、モールで新しいお客さまと出会い、自社ECでリピーターとの関係を育てるという併用の仕方は珍しくありません。

Q. ECサイト構築の費用に、決済手数料は含まれますか?

含まれないのが一般的です。決済手数料は商品が売れるたびに決済会社へ支払う別のお金なので、構築費用の見積りとは分けて確認しておいてください。

Q. 商品点数が多い場合、費用はどう変わりますか?

登録作業を代行してもらう範囲によって変わります。数千点規模になる場合は、在庫管理システムとの連携もあわせて検討したほうが、公開後の運用が楽になります。

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「何を頼めばいいか分からない」段階で構いません。ご提案・お見積りまでは無料です。つくるものが決まっていない状態からのご相談も歓迎します。