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パンフレット・チラシのデザイン依頼、費用はいくら?

執筆:adisign

「パンフレットを作りたいのですが、いくらかかりますか」というご相談をよくいただきます。結論からいうと、パンフレット・チラシの制作費は「印刷費」と「デザイン費」という、動き方の違う2つのお金でできています

印刷費は部数と用紙でほぼ機械的に決まり、印刷会社の料金表で確認できます。一方のデザイン費は、ページ数や写真・原稿の用意状況、加工の有無で大きく変わり、依頼先によっても差が出ます。

この記事では、印刷費の実際の料金例と、デザイン費を動かす要因を分けて整理しました。依頼前に決めておくとよいことと、費用を抑える方法もまとめています。紙とWebを一緒に手がけている制作会社の目線で書いています。

パンフレット・チラシの費用は、印刷費とデザイン費の2つに分かれます

多くの方は「パンフレット◯部でいくら」と、費用をひとまとめに考えます。実際には、用紙代・印刷機代にあたる印刷費と、構成やデザインを考える人の作業代にあたるデザイン費は、別のお金として動きます。

印刷費は部数を増やすほど1部あたりの単価が下がります。一方のデザイン費は、100部でも1万部でも、作業量そのものはほとんど変わりません。この2つを分けて考えると、見積りのどこにお金がかかっているかが見えやすくなります

印刷費の実例(ネット印刷の料金)

印刷会社のラクスルが公開している料金表には、部数ごとの印刷費が具体的に載っています。デザイン費を含まない、印刷だけの金額です。

仕様部数印刷費の目安
A4 二つ折りパンフレット100部5,036円〜(税込)
中綴じ冊子 A4・8ページ100部14,675円〜(税込)
中綴じ冊子 A4・24ページ1,000部80,982円〜(税込)
無線綴じ冊子 A4・36ページ100部90,417円〜(税込)

部数が増えるほど1部あたりの単価は下がりますが、ページ数や綴じ方を増やすと、印刷費自体は大きく上がります。仕上がりのイメージが決まったら、この料金表と照らし合わせて、印刷費だけでどれくらいかかりそうかを先に確かめておくと、デザイン費込みの見積りが高いか安いかも判断しやすくなります。

デザイン費を動かす5つの要因

デザイン費は、印刷費のように部数だけでは決まりません。何を・どこまで・誰が用意するかで、作業量そのものが変わるためです。同じ「A4二つ折り」でも、テンプレートを使うか一から設計するかで、作業時間は数倍違います

見積りを比べるときは、金額だけでなく、次の5つがどこまで含まれているかを確認してください。

パンフレットのラフ案が並んだデザイナーの作業デスクを見下ろしたところ

ページ数・情報量

一枚もののチラシか、折りたたむパンフレットか、複数ページの冊子かで、レイアウトを考える箇所の数が変わります。伝えたい情報が多いほど、読む順番や優先順位を整理する工程も増えます。

オリジナルデザインか、テンプレートか

決まった型に写真と文章を当てはめるテンプレートは、作業が少なく済みます。会社やお店に合わせて一から設計する場合は、その分の設計時間が費用に乗ります。

写真を撮影するか、手元の写真を使うか

商品や店内の写真がすでにあるかどうかで、作業量が変わります。撮影から依頼すると、カメラマンの手配や撮影日の段取りが加わります。

原稿(キャッチコピー・本文)を用意できるか

載せる文章がすでにあるか、ゼロから考えるかで、工程の量が変わります。強みをうまく言葉にできない段階からの依頼は、原稿作成を含めて考える必要があります。

加工(箔押し・型抜きなど)

表面に箔を押す、部分的にツヤを出す、型で角を丸くするといった加工は、見栄えを上げる一方で、通常の印刷とは別の工程が加わります。凝った加工をするほど、印刷費も上がります。

依頼前に決めておくとよいこと

依頼が具体的なほど、見積りも提案も的確になります。問い合わせる前に、次の6つを紙に書き出しておくと、打ち合わせがスムーズに進みます。見積りを比較するときに確認する視点は、ホームページ制作会社の選び方で扱った対応範囲・更新のしやすさの考え方とも近いものがあります。

  • 用途と配布方法店頭で手渡すのか、郵送するのか、展示会で配るのかによって、持ち運びやすさや紙の厚みの向き不向きが変わります。
  • 必要な部数少部数なら小回りの利く印刷方法、大部数ならコストを抑えやすい印刷方法と、向いている作り方が変わります。
  • 原稿と写真の有無お手元にあるものと、無くて依頼したいものを分けておきます。
  • 既存のロゴ・デザインのルールがあるか会社のロゴやコーポレートカラーが決まっている場合は、そのデータを渡せるようにしておきます。
  • 希望の納期校正・印刷にかかる期間も含めて、いつまでに手元に欲しいかを伝えます。
  • おおまかな予算感金額の上限を先に伝えると、その範囲でできる仕様を提案してもらいやすくなります。

費用を抑える方法と、削らないほうがいいところ

読み手が本当に求めているのは、安さではなく、パンフレットやチラシがきちんと働くかどうかです。安くする工夫と、削らないほうがいいところは、セットで考えてください

費用を抑える方法

費用を抑えたいなら、まず自分たちでラフ案と文章の下書きを作ってみてください。ChatGPTやClaudeのようなAIに、伝えたい内容を箇条書きで渡すと、見出しと本文の下書きを作ってくれます。AIへの頼み方のコツは、ホームページリニューアルの費用はいくら?で紹介した進め方とほぼ同じです。ゼロから考える時間が減るぶん、依頼先に払う原稿作成の費用を抑えやすくなります。

パワーポイントやCanvaで大まかな配置を組んでおくのも有効です。何をどの順番で載せたいかが伝われば、依頼先はそこから仕上げる作業に集中できます。

初回は必要最小限の部数で刷り、反応を見てから増刷する進め方もあります。印刷費は部数に応じて動くので、様子見の少部数から始めて、効果が見えてから部数を増やすと、無駄が出にくくなります。

削らないほうがいいところ

情報の組み立ては、削らないほうがいいところです。読み手に何を伝え、どう行動してほしいかという流れを省くと、パンフレットそのものの働きが弱くなってしまいます。

紙質や加工も、置く場所や渡す相手によっては効果に直結します。手に取ってもらう場面を考えたときに、薄すぎる紙や安っぽい仕上がりは、かえって信頼を下げることがあります。

紙もWebも動画もARも、まとめて相談できます

パンフレットやチラシは、単体で作るよりも、ホームページや動画と伝える内容をそろえたほうが、受け取った人に伝わりやすくなります。私たちは、紙のデザインとWeb制作を同じ会社で手がけているので、トーンをそろえたまま両方をご相談いただけます。

紙・Web・動画・ARまで、まるごと相談できるのが私たちの強みです。パンフレットをきっかけに、QRコードから動画やARコンテンツにつなげる、といった組み合わせもよくご相談いただきます。

具体的な制作物の種類や、依頼から納品までの流れは、グラフィックデザインのページにまとめています。料金はこれからも見直しが入るため、この記事には金額を載せていません。最新の内容は各ページでご確認ください。

よくある質問

Q. パンフレットとチラシで、費用の決まり方は違いますか?

基本的な考え方は同じです。印刷費は部数と用紙で、デザイン費はページ数や原稿・写真の用意状況で決まります。チラシは1枚ものが多いぶん、パンフレットより工程が少なく、費用を抑えやすい傾向があります。

Q. デザインだけ依頼して、印刷は自分で手配してもいいですか?

依頼先によっては対応しています。デザインデータの納品形式や、入稿に必要なデータの作り方は印刷会社ごとに違うため、自分で印刷を手配したい場合は、依頼する段階で伝えておくと安心です。

Q. 小規模事業者持続化補助金は、パンフレットやチラシにも使えますか?

商品・サービスを紹介するチラシ・カタログの制作費は、小規模事業者持続化補助金の対象になる場合があります。ただし会社案内のパンフレットは対象外です。制度の詳しい条件は補助金・助成金のページにまとめています。

Q. 修正は何回まで対応してもらえますか?

依頼先によって条件が異なります。デザイン制作の段階で決まった回数の修正が料金に含まれ、それ以上は追加費用になる場合が一般的です。印刷データを入稿したあとの修正は難しいことが多いので、校正の段階でしっかり確認しておいてください。

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まずは、話すことから。

「何を頼めばいいか分からない」段階で構いません。ご提案・お見積りまでは無料です。つくるものが決まっていない状態からのご相談も歓迎します。