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ホームページ作成の費用はいくら?依頼先別の相場と金額が変わる6要因

執筆:adisign

会社のホームページを外注して作る費用は、国の中小企業支援機関(中小機構)のJ-Net21によると、フリーランスの簡易なサイトで15万円超、中小の制作会社で30万〜100万円、大手の制作会社で100万円超が目安とされています(2020年の記載)。

幅が出るのは、ページ数・デザインの作り方・文章と写真を誰が用意するか・機能・公開後のお手入れなど、何をどこまで頼むかで金額が決まるからです。制作費を抑えたいなら、ページの並びや文章のたたき台を、先に自社でAIに作らせてから頼む方法もあります。

この記事では、依頼先ごとの違い、金額を動かす6つの要因、見積りの比べ方、公開後に毎年かかる費用をまとめました。ホームページ制作をしている会社の目線で書いています。

依頼先で、費用の目安は15万円超から100万円超まで広がる

外注の費用は、頼む先の体制が大きくなるほど高くなるのが一般的で、金額の差は、人数や体制と、どこまで任せられるかの違いから生まれます。

どれが良い・悪いではなく、何を任せたいかで向き不向きが変わると思います。

作り方費用の目安向く場面気をつけたい点
自社でAIを使って作る外注の制作費はかからず、社内の担当者の時間がかかる。主な費用は、サーバー代・ドメイン代費用を抑えたい。自社の強みを見直す機会にもしたい公開の作業でつまずきやすい。事実の確認は人が行う
フリーランスに頼む簡易なサイトで15万円超ページ数が少なく、まず形にしたい運用や集客の知識は人によって差がある。本人の体調や事業の事情で、サポートが続けにくくなる場合もある
中小の制作会社に頼む30万〜100万円組織で、担当者が替わっても継続して見てほしい集客やSNSなど幅広い運用までは、会社によって得意不得意が分かれる
大手の制作会社に頼む100万円超売上の大きいサイトや大規模な運用。全体をまとめて任せたい費用は高くなりやすい

フリーランスにも、実績を積んで長く活動している優秀な方は大勢います。これまでの実績と、公開後の更新や相談にどう対応してもらえるかを、先に聞いておくと安心です。

中小の制作会社に運用や集客の提案も求めるなら、運用や効果の実績を公開しているかを見て選んでください。

J-Net21の数字は、仕様やページ数、ネット販売の仕組みを入れるかどうかなどで変わる目安で、2020年7月の更新です。税込・税抜の記載はありません。手元の見積りが高いか安いかを見る大まかな物差しとして使ってください。

同じJ-Net21の別のQ&Aでは、中小の制作会社は大手より価格が安い傾向にあること、料金の決め方は会社ごとに違うことが書かれています。見積りを見るときは、初めにかかる費用だけでなく、運用や更新の費用も確かめるよう勧めています。

料金表を公開している例: 大阪商工会議所

実際の料金表が見られる例に、大阪商工会議所の「ホームページ作成支援」があります(すべて税込、制作期間は2〜4週間)。

ひな形のデザインを使うプランは、トップページのほかに3ページ、合わせて4ページで92,400円からです。デザインを一から作るプランで同じ4ページにすると、トップページ132,000円と、中のページ23,100円×3で、201,300円からになります。

ページ数が同じでも、デザインの作り方だけで、最低料金に108,900円の差が出ています。

ページを1つ足すと23,100円、お問い合わせフォームを付けると46,200円が加わります。アクセス解析(GA4)の設定は、33,000円の別のオプションです。

金額を動かすのは、この6つ

見積りを受け取ったら、ページ数・デザイン・文章と写真・機能・公開の作業・公開後のお手入れ(更新作業や修正対応)の6つが、それぞれどこまで含まれているかを制作会社に聞いてください。各社の金額の差の理由が見えてきます。

ページの数

料金表は、基本のページ数を超えた分を、1ページいくらで足していく形があります。1ページごとに、中身を考え、文章を整え、デザインに当てはめる作業が発生するためです。

ただ、安くするためにページを減らすのは、おすすめしません。お客さまの疑問に答えるページは、問い合わせにつながる大事な部分だからです。

デザインをひな形にするか、一から作るか

ひな形(テンプレート)は、決まったレイアウトにロゴ・写真・色を当てはめるので、作業が少なく済みます。

一から作る場合は、会社に合わせて画面を設計する時間が、そのまま費用に乗ります。上の大阪商工会議所の例で出ていた差が、これにあたります。

文章と写真を誰が用意するか

ここは、見積りの表では目立ちにくいところです。

制作会社によっては、文章の取材や執筆、写真の撮影が見積りに別の項目で入ることがあります。写真も、手元の写真を使うなら補正だけで済みますが、撮影を頼むとカメラマンの手配や撮影日の段取りが加わります。

和菓子店の事務所の棚に、ホームページ用の素材を種類別に分けた箱ファイルが並んでいる様子

実際の依頼でも、ふだんの実績や仕事の様子、特に写真をこまめに残してきたお客さまほど、仕上がりの品質が高くなる傾向があります。見積りに撮影が入っているかは、最初に聞いておくと安心です。

機能(問い合わせフォーム・予約・ネット販売・更新の仕組み)

見せるだけのサイトに、予約の受付やネット販売のような機能を足すと、それを作る作業が別にかかります。

社内でお知らせやブログを書き換えられる仕組み(WordPressなど)を入れる場合も、組み込みの作業が費用に乗ります。何ができれば十分かを先に決めておくと、見積りがぶれにくくなります。

アクセス解析は、別のオプションになっている会社もあります。最初にホームページの目的を決めてから設置しておかないと、あとで集客したくなったときに、必要なデータがそろっていないことがよくあります。入れる場合は、公開と同時に入れておいてください。

公開の作業(サーバー・ドメイン・メール)

ホームページを公開するには、インターネット上の置き場所(サーバー)と、住所にあたるアドレス(ドメイン)が要ります。契約と設定を誰が行うのかで、作業の量が変わります。

制作会社が代わりに手配してくれる場合も、契約者が自社なのか制作会社なのかは、見積りの段階で聞いておいてください。会社のメールを同じ場所で受け取る場合は、メールの設定も作業に入ります。

公開後のお手入れと修正

WordPressなどの仕組みを使うと、本体や追加機能の更新が定期的に公開されます。放っておくと、表示が崩れたり、不正アクセスを受けたりするおそれが高まるので、誰がお手入れするのかと、その費用は先に決めておきます。

公開後に文章や写真を直したくなったとき、1回いくらかかるのかも確かめておくと、あとで困りにくくなります。

管理画面を用意しても使わず、費用を払って更新を任せる会社もあります。更新にかかる費用感は、契約の前に聞いておくといいと思います。

費用を抑えるなら、先に自社でAIを使ってたたき台を作る

制作費の中には、ページの並びを考える、文章を書く、画面の見本を作るといった作業の手間が多く含まれています。この部分は、ChatGPT・Claude・GeminiなどのAIに下書きを任せられるようになりました。

費用を抑えたいときの最初の選択肢は、自社でAIを使ってたたき台まで作ることだと思います。

ページは減らさずに、むしろ増やすほうがいいと思います。文章の下書きをAIで作れる今は、1ページを足す手間が小さくなっているためです。電話や打ち合わせで聞かれることを書き出して、1つずつページにしていく進め方が合います。

作ったたたき台は、制作会社に見てもらい、プロの目で直してもらう進め方もできます。先に自分たちで作っておくと、何を作りたいかが伝わりやすくなります。

AIで作ることは、そのまま社内のAI活用の練習にもなります。

AIの出力には、事実と違う内容や自社に合わない言い回しが混ざることがあります。料金・実績・会社の住所や電話番号は、1つずつ人が確かめてください。手順と頼み方の例は「ホームページの作り方」に、必要なページの考え方は「会社ホームページに必要なページとは?」にまとめています。

自社で作るか、頼むかの目安として、次の診断図も使えます。

作り方を選ぶ診断

    質問1

    手元に、使える文章や写真(パンフレット・今のサイト・過去の写真)がありますか

    箇条書きのメモでも使えます

    質問2

    社内に、週に数時間をホームページに使える担当者がいますか

    作るときだけでなく、公開後の更新も続きます

    質問3

    サーバーやドメインの設定を、教わりながらなら進められそうですか

    契約・設定は、ふだん触れない画面が多いところです

    あなたの場合

    自社でAIを使って作る

    たたき台から公開まで、社内で進められる状況です。外注の制作費はかからず、主な費用は公開後のサーバー代・ドメイン代です

    「公開後は、サーバー代とドメイン代」の章を読む

    あなたの場合

    文章と写真から任せる

    素材が無いと、取材や撮影の分が見積りに乗ります。何が含まれるかを先に聞いてください

    「見積りは、初年度の合計と」の章を読む

    あなたの場合

    制作から任せる

    社内の時間が取れないなら、外注が向いています。更新やお手入れまで頼むかも決めておきます

    「見積りは、初年度の合計と」の章を読む

    あなたの場合

    たたき台は自社、公開は支援を受ける

    作るところは自社で進め、サーバーなどの公開の作業は教わるか任せる形が合います

    「公開後は、サーバー代とドメイン代」の章を読む

    見積りは、初年度の合計と2年目以降の毎年の額まで並べて比べる

    外注の見積りは、制作費の安さだけで選ばず、2年目以降に毎年払う額まで同じ条件で並べて比べると、あとで金額が逆転する失敗を防げます。J-Net21も、初めにかかる費用だけでなく運用や更新の費用を確かめるよう勧め、3社ほどに絞って比べるやり方を紹介しています。

    見積りを比べる4つの手順
    1. 同じ資料を各社に渡す

      目的、ほしいページ、手元の文章と写真を、同じ内容で伝えます

    2. 6つの要因がどこまで入っているかを聞く

      ページ数・デザイン・文章と写真・機能・公開の作業・お手入れです

    3. 初年度の合計と、2年目以降の毎年の額を並べる

      制作費が安くても、お手入れの費用で合計が逆転することがあります

    4. 説明が腑に落ちるかを確かめる

      専門用語を使わずに、自分たちの言葉で説明してくれるかを見ます

    同じ条件で頼まないと、金額の差の理由が分かりません

    比べるときに、各社に聞いておきたいことは次のとおりです。

    • 文章と写真は、どちらが用意する前提の金額か取材や撮影が見積りに別で入っている会社もあるので、含まれているかを確かめます
    • 公開後に修正を頼むと、1回いくらか更新を誰がするのかも、同時に決めておきます
    • 今のドメインとメールアドレスは、そのまま使えるかすでに名刺やパンフレットに載せているなら、変えると刷り直しが発生します
    • 結局このホームページで、集客できる根拠や作戦はあるか打ち合わせの中で、会社ごとに答えやすさの差が一番出る質問です

    最後の質問は、普段から運用や集客を実践している制作会社なら具体的に答えやすく、制作だけを請け負っていて一般的なSEO(検索で見つけてもらうための知識)にとどまる会社は、腑に落ちる回答が難しいことが多いです。

    依頼する側にも、ウェブ集客の基本を知っておく価値があります。専門用語で丸め込まれないためです。専門知識がなくても、説明を聞いて「なるほど」と思えるか、目的を果たせる道筋を示してくれるかは、制作代金と同じくらい大事な判断の基準だと思います。

    公開後の集客まで頼む前提で選ぶなら、「ホームページ制作会社の選び方」も参考にしてください。

    公開後は、サーバー代とドメイン代が毎年かかる

    公開後の費用は、サーバー代とドメイン代が毎年かかり、エックスサーバーとさくらのドメインの料金で計算すると、合わせて年間1万5千円〜2万4千円前後です。

    費用の項目金額の例
    サーバー代(エックスサーバー スタンダードプラン)月額990円(36か月契約)〜1,320円(3か月契約)。年間11,880円〜15,840円(税込)。初期費用は0円
    ドメイン代(さくらのドメイン).comは取得3,220円・更新3,437円/年、.jpは取得・更新とも3,982円/年、.co.jpは取得11,000円・更新7,700円/年(税込)
    お手入れ(WordPressの更新・バックアップの取得など)任せる場合は、制作会社ごとの料金を見積りで確認
    ホームページ作成サービスを使う場合サービスごとの月額料金を払い続ける

    年間の目安は、サーバー代の年額にドメインの更新料を足して出しています。いちばん安い組み合わせ(サーバー月額990円+.comの更新料)で15,317円、いちばん高い組み合わせ(サーバー月額1,320円+.co.jpの更新料)で23,540円になります。

    ドメインは、初年度の取得料と2年目以降の更新料が違うことがあります。自社のアドレスの末尾(.co.jp や .com など)で、どの料金になるかを見てください。

    制作会社に管理を預ける場合は、この実費にお手入れの料金が加わることがあるので、何が含まれているのかを見積りで確かめてください。

    条件が合えば、補助金で費用の一部をまかなえる場合もある

    小規模事業者なら、小規模事業者持続化補助金などで、ホームページの費用の一部をまかなえる場合があります。

    ただ、サイト制作だけでは申請できないなど条件があり、交付が決まる前に発注した分は対象になりません。条件と申請の順番は「ホームページ制作の補助金は使える?」に、制度の一覧は補助金・助成金のページにまとめています。

    アディザインに相談する場合

    アディザインのサービスは、どこまで自社でやりたいかで選べます。どれも1つだけで頼めて、順番に受けていただく必要はありません。

    制作も更新も運営も、基本は自社で行うのがいいと思います。自分たちで作ると、何を伝えるかを考え直すことになり、自社の強みを見直す機会にもなるためです。

    • 自社でAIを使って作りたい。サーバーの扱いなど、基本を教わりながら進めたい内製化支援
    • 制作から任せたい。AIで更新できる仕組みを入れるプランもあるホームページ制作
    • サービスごとの料金をまとめて比べたい料金・プラン

    料金やサービスの内容は見直すことがあるため、この記事には金額を載せていません。最新の内容と料金は、それぞれのページで確認してください。

    よくある質問

    Q. ホームページは、最低いくらから作れますか?

    公的な機関の例では、大阪商工会議所のひな形プランが、4ページで92,400円(税込)からです。J-Net21の目安では、フリーランスの簡易なサイトが15万円超とされています。自社でAIを使って作るなら、制作費はかからず、サーバー代とドメイン代が主な費用になります。ただ、安さだけで選ぶと、文章や写真・公開後の修正が別料金になることがあります。

    Q. 見積りが相場より高い、または安いときは、どうすればいいですか?

    6つの要因(ページ数・デザイン・文章と写真・機能・公開の作業・公開後のお手入れ)のうち、何が含まれていて何が含まれていないかを、制作会社に聞いてください。含まれる範囲がそろえば、金額の差の理由が分かります。

    Q. 公開したあとに、毎年かかる費用はありますか?

    サーバー代とドメイン代が、年間で1万5千円〜2万4千円前後かかります。WordPressなどを使うなら、お手入れや修正を制作会社に頼む場合の費用も加わります。契約の前に、1回の修正がいくらか、お手入れが含まれるかを確認してください。

    Q. 自社でAIを使って作るなら、プログラミングの知識は要りますか?

    ページの並び、文章の下書き、画面の見本は、AIに日本語で頼んで作ってもらえます。つまずきやすいのは、サーバーに置いて公開する作業です。そこだけ支援を受けながら進める方法もあります。

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