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三つ折りパンフレットの作り方|開く順に決める6面の中身と折り方

執筆:adisign

三つ折りパンフレットは、A4の紙1枚を3つに折った、表裏あわせて6つの面で作ります。

中身は、手に取った人が開く順番(表紙、表紙をめくって見える2面、広げた中の3面、裏表紙)に沿って決めると、話の流れが自然につながります。

いきなり中の3面から埋め始めると、表紙をめくった瞬間に何の話か分からない、という作りになりやすいんです。三つ折りは、開くたびに見える面が変わる作りなので、紙の上でも順番どおりに読まれます。

この記事では、巻き三つ折りとZ折りの違い、A4で作るときの寸法、6つの面それぞれに載せること、データを作るときの注意と印刷の頼み方を順にまとめました。紙とホームページの両方をお手伝いしている会社の目線で書いています。

パンフレット全般の進め方(渡す相手の決め方、自作か依頼かの判断、印刷前の確認)は、パンフレットの作り方の記事にまとめているので、この記事では三つ折りならではのところに絞ります。

三つ折りパンフレットは、A4の紙を3つに折った6つの面でできている

いちばん多いのは、A4の紙(297mm×210mm)を横長に置いて3つに折る作り方です。折ったあとの大きさは、約100mm×210mmになります。

表と裏に3面ずつ、合わせて6面です。手のひらに収まる細長い形で、店頭のラックや受付に置きやすく、ラクスルの案内では長形3号の封筒にも入る大きさとされています。郵送やDMにも使いやすい形です。

ひとつ気をつけたいのは「A4」という言い方で、印刷会社によっては折ったあとの大きさで「A4」と呼ぶ商品もあります。ラクスルの一覧では、巻き三つ折りの「A4」は折ったあとが210mm×297mm、広げると627mm×297mmの大きな紙です。注文する前に、広げた大きさ(展開サイズ)と折ったあとの大きさ(仕上がりサイズ)の両方を確かめてください。

巻き三つ折りとZ折りは、開き方と内側の面の幅が違う

三つ折りの折り方は、主に2つあります。左右の面をどちらも内側に折り込む「巻き三つ折り」と、ジグザグに折る「Z折り(外三つ折り)」です。迷ったら、開く順に話を進められる巻き三つ折りから考えると決めやすくなります。

折り方折り方と面の幅向いている内容気をつけたいこと
巻き三つ折り端の1面を内側に折り込み、残りの1面をかぶせる。内側に入る面だけ、ほかの面より2〜3mm短い表紙から順に、導入、本題、連絡先と話を進めたい会社案内・サービス案内・教室の案内内側に入る面の幅が違うので、印刷会社のテンプレートで作る
Z折り(外三つ折り)3つの面を同じ幅でジグザグに折る。A4なら1面が約99mm広げた3面を横長の1枚として見せたいもの(横長の写真、地図、年表、手順)表紙の次に見える面が巻き三つ折りと違うので、折り方を決めてから各面に載せる内容を割り振る

巻き三つ折りでは、内側に折り込む面を2〜3mm短く作るよう、各印刷会社が指定しています。同じ幅のままだと、折り込んだ面が折り目に当たって、きれいに収まりにくくなるからです。グラフィックの案内では、A4の巻き三つ折りは表紙の面が100mm、内側に入る面が97mmになっています。

この数mmの差は、デザインにも響きます。同じ幅のつもりで作ると、内側の面の端に置いた文字が折り目にかかったり、切れたりしやすくなります。

面の順番は、手に取った人が開く順に決める

巻き三つ折りは、開くたびに見える面が変わります。表紙をめくって最初に見えるのは、中の3面ではなく、表紙の裏と、内側に折り込んだ面の外側の2面です。

巻き三つ折りを手に取った人が見る順番
  1. 表紙

    何の会社・お店の、何の案内かが分かる面です

  2. 表紙をめくって見える2面

    表紙の裏の面と、内側に折り込んだ面の外側が並びます

  3. 折り込んだ面を広げて見える中の3面

    3面が横一列に並ぶ、いちばん広い見開きです

  4. 裏表紙

    閉じて裏返したときに見える面です

紙を広げたときの並び(展開図)は、印刷用のデータを作るときに迷いやすいところです。横書きのパンフレット(表紙を左へめくる左開き)で、A4の紙を横長に置いたときの並びを、表と裏に分けて書いておきます。

紙の面左の面真ん中の面右の面
外側(印刷したときの表)内側に折り込む面(幅が短い)裏表紙表紙
内側(印刷したときの裏)中の左の面(表紙の裏)中の真ん中の面中の右の面(折り込む面の裏で、幅が短い)

外側の面は、左から「折り込む面・裏表紙・表紙」の順で、表紙がいちばん右に来ます。表紙を折り込む面の位置に置いてしまうと、折ったときに表紙が中に隠れてしまうので、ここは最初に確かめておきます。縦書きで右へめくる作り(右開き)にするときは、この並びが左右逆になります。印刷会社によっては左開き・右開きのテンプレートを分けて用意しているので、作りたい向きのものを選んでください。

手元のA4のコピー用紙を実際に三つ折りにして、各面に「表紙」「裏表紙」と鉛筆で書き込んでから広げてみると確実です。1分ほどでできて、データの向きの間違いを防ぎやすくなります。

6つの面に載せる内容は、開く順の役割で決める

各面には、その面が見える場面での役割があります。表紙で手に取ってもらい、めくった2面で「自分に関係がある」と思ってもらい、中の3面で詳しく伝え、裏表紙で連絡につなげる、という流れで考えると、載せる内容が決まります。

折りたたんだ三つ折りパンフレットと、広げた中の3面を並べて置いた作業台

表紙は、何の会社の何の案内かを一目で伝える

表紙に置くのは、会社やお店の名前、何の案内かが分かる短い見出し、雰囲気の伝わる写真1枚です。ラックの置き方によっては上のほうしか見えないこともあるので、名前と見出しは上寄りに置くと見つけてもらいやすくなります。

入口の分かりにくいお店は、中がどんなに良くても入ってもらえません。表紙も同じで、何の案内かが分からないと、手に取ってもらう前に素通りされてしまいます。

表紙をめくった2面は、読む人が「自分に関係がある」と思える話を置く

表紙の裏と、折り込んだ面の外側は、開いた人が最初に読む場所です。ここには、どんな人の、どんな困りごとに向けた案内かを書き、続きを読む理由を作ります。

折り込んだ面の外側は、幅が少し短いうえに、開いた直後は中の3面の手前にかぶさっています。そのため、ここには短く読み切れる内容が向いています。たとえば、選ばれている理由を3つだけ、よくいただく質問を1つ、のような使い方です。

中の3面は、いちばん伝えたい本題を1枚の見開きとして組む

折り込んだ面を広げると、中の3面が横一列に並びます。サービスや商品の中身、料金の目安、進め方など、読む人が判断に使う情報はここに置きます。

3面に別々の話を詰めるより、左から右へ読み進める1つの流れにすると読みやすくなります。たとえば料理教室なら(架空の例です)、左の面に教室の特徴、真ん中にコースの内容、右に体験レッスンの流れ、のように並べます。

右の面は折り込む面の裏側で幅が少し短いので、表や図のように幅いっぱいに組むものは、真ん中の面に置くほうが安全です。

裏表紙は、連絡先と次にしてほしいことを置く

裏表紙は、読み終えて閉じたあとに目に入る面です。社名・住所・電話番号・地図・営業時間といった連絡先と、見たあとにしてほしいこと(予約、相談、来店)をまとめます。

ホームページやSNSにつなぐQRコードを置くのも、たいていこの面です。ただ、QRコードを載せただけでは読み取ってもらえないので、読み取りたくなる中身と誘導の仕掛けを一緒に考えておきます。仕掛けの作り方は、パンフレットの作り方の記事の、配ったあとの章で詳しく書いています。

データを作るときは、内側の面の幅と、折り目と端の3mmに気をつける

データは、紙を広げた状態の大きさ(展開サイズ)で、表と裏の2枚を作ります。寸法は自分で測らず、注文する印刷会社のテンプレートを使うのが確実です。内側の面を何mm短くするかは、印刷会社ごとに少しずつ違います。

テンプレートはIllustrator向けのものが多いものの、WordやPowerPointで作ったデータの入稿方法を案内している印刷会社もあります。Canvaのようなブラウザで使えるデザインサービスで作る場合も、仕上がりの寸法と折り位置を、注文する印刷会社の指定に合わせてください。

作るときに気をつけたいのは、次の4つです。

  • 紙の端まで色や写真を敷くときは、外側に3mm伸ばす紙を切るときのわずかなずれで、端に白い線が出ないようにするためです(塗り足し)。
  • 切れては困る文字は、仕上がりの線から3mm以上内側に置く同じく、切るときのずれで文字が欠けないようにするためです。
  • 折り目の上に文字や大事な写真を置かない折り目にかかった部分は、見えにくくなります。濃い色を折り目の上まで敷くと、折った部分の色がひび割れたように見える(紙割れ)ことがあり、厚い紙ほど目立ちやすくなります。
  • 内側に折り込む面は、ほかの面と同じ幅で作らないテンプレートの線に合わせ、この面の文字は少し内側に寄せておきます。

紙の厚さも、折り加工に影響します。グラフィックの案内では、110kg以上の厚い紙は紙割れが起きることがあるとして、折る前に折り目へ筋を入れる「紙割れ防止折り加工」を用意しています。しっかりした紙にしたいときは、注文画面で折り加工の選択肢も確かめておくと安心です。

文章の下書きは、ChatGPTやClaudeのようなAIに手伝ってもらう方法もあります。この記事の6つの面の役割と、載せたい情報の箇条書きを一緒に渡すと、面ごとの見出しと本文の下書きが出てきます。数字・連絡先・実績は、元の資料と1つずつ照らし合わせてから使ってください。

印刷は、折り加工まで一緒に頼むと手間が少ない

三つ折りパンフレットは、印刷と折り加工を同じ印刷会社にまとめて頼めます。ネット印刷なら「折りパンフレット」や「リーフレット」の商品を選び、折り方(巻き三つ折り・外三つ折り)と用紙、部数を指定すると、折った状態で届きます。

チラシとして印刷して自分たちで折る方法もありますが、部数が多いと時間がかかり、折り位置もそろえにくくなります。内側の面を2〜3mm短く折る巻き三つ折りは、手でそろえて折るとなると手間がかかります。

費用は部数と用紙、デザインを頼むかどうかで変わり、印刷費とデザイン費の分け方はパンフレット・チラシのデザイン依頼の費用で整理しています。

アディザインでは、三つ折りを含むパンフレットのデザインから、印刷・納品の手配までまとめてお受けしています。お付き合いのある印刷会社がある場合は、入稿データの納品までを担当することもできます。デザインだけを先に決めるより、「何を伝えて、受け取った人にどうしてほしいか」から相談していただくほうが、ホームページやSNSとのつなぎ方まで含めた提案がしやすくなります。

制作物の種類と依頼から納品までの流れは、グラフィックデザインのページにまとめています。料金は見直しが入ることがあるため、この記事には金額を載せていません。最新の内容はページでご確認ください。

よくある質問

Q. リーフレットとパンフレットは、何が違いますか?

1枚の紙を折ったものをリーフレット、綴じた冊子をパンフレットと呼び分けることがあります。ただ、ラクスルの商品名が「折りパンフレット印刷・リーフレット印刷」となっているように、印刷会社でも呼び方は統一されていません。注文するときは、呼び方より折り方と大きさで確かめてください。

Q. 二つ折りと三つ折りは、どう選べばいいですか?

載せる量と、どう読ませたいかで選びます。二つ折りは開くとすぐ見開きになり、写真を大きく見せやすい形です。三つ折りは面が多く、開く順番で話を進められるので、案内する内容が多いときに向いています。

Q. 自宅や会社のプリンターで作れますか?

両面印刷ができるプリンターなら、少ない部数を作ることはできます。ただ、表と裏の位置がずれたり、手で折ると折り位置がそろわなかったりしやすいので、配る部数が多いときや、初めて会う相手に渡すものは、印刷会社に頼むほうが仕上がりが安定します。

Q. 封筒に入れて郵送できますか?

A4の紙を三つ折りにした大きさは、長形3号の封筒に入ります。DMとして送る場合は、封筒を開けて最初に見える向きに表紙が来るよう、封入の向きもそろえておくと親切です。

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まずは、話すことから。

「何を頼めばいいか分からない」段階で構いません。ご提案・お見積りまでは無料です。つくるものが決まっていない状態からのご相談も歓迎します。