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SEO・AIO対策 2026.09.27

Googleアナリティクスとは?入れ方と問い合わせを数える設定

執筆:adisign

Googleアナリティクス(GA4)は、ホームページに何人がどこから来て、どのページを読み、問い合わせまで進んだかを数えるGoogleの無料のツールです。

入れたら、まず問い合わせの完了を数える設定をしておきましょう。

人数やページの表示回数は、タグを貼った日から自動でたまっていきます。一方で、問い合わせとして「数える」と登録した行動は、登録した日から後の分しか数えられません。

特に、送信しても別のページに切り替わらないフォームや電話番号が押された回数は、設定するまで記録そのものが残らないので、あとで比べたくても数字が無い状態になります。

アクセス解析やサーチコンソールのような計測の仕組みは、ホームページの目的を最初に決めてから入れないと、あとで集客を見直したくなったときにデータが揃っていない、ということが起きやすいと思います。

この記事では、Googleアナリティクスで何が分かるか、入れ方の手順、入れたあとに数字が入り始めたかを確かめる3つの画面、問い合わせと電話の数え方、アカウントの持ち主を自社にしておく理由を、この順番でまとめました。画面の名前と手順は、2026年9月27日にGoogleの公式ヘルプで確認した内容です。

Googleアナリティクスは、サイトに来てからの動きを数えるツール

Googleアナリティクスで分かるのは、サイトに来た人の数と、来てからの動きです。どこから来て、どのページを読み、問い合わせまで進んだかが、画面の表で追えます。

お店でいえば、入口で人数を数える機械と、レジの記録を、1つの画面で並べて見られるようなものです。

知りたいことGoogleアナリティクスで分かること
どれくらいの人が来ているか期間ごとの人数(ユーザー)、ページが見られた回数
どこから来ているか検索、SNS、ほかのサイトのリンク、アドレスの直接入力など、来た経路ごとの人数
どのページが読まれているかページごとの表示回数と、画面を見ていた平均の時間
問い合わせまで進んだか登録した行動(フォームの送信完了など)が何回あったか

利用は無料です。大企業向けに、扱えるデータの上限を引き上げた有料の「Google アナリティクス 360」もありますが、中小企業のホームページなら、多くの場合は無料のもので足ります。

なお、以前の「ユニバーサル アナリティクス」は、2023年7月1日にデータの処理が止まり、2024年7月1日以降は画面も使えなくなったので、いま「Googleアナリティクス」といえばGA4のことを指します。

Googleの検索結果に何回出て、どんな言葉で探されたかは、Googleアナリティクスではなくサーチコンソールで見ます。2つの役割の違いは、サーチコンソールの使い方の最初の章で表にしました。検索での見つかり方はサーチコンソール、来てからの動きはGoogleアナリティクス、と覚えておけば迷いにくくなります。

入れる前に、ホームページで何を数えたいかを1つ決める

入れ方の手順に入る前に、このホームページで一番増やしたい行動を1つ決めておきます。中小企業のホームページなら、多くの場合は問い合わせフォームの送信か、電話になるはずです。

採用のページが大事なら応募フォームの送信、ネットショップなら購入の完了、と会社によって変わります。

1つ決まれば、後の章の「問い合わせを数える設定」で何を登録するかがそのまま決まります。制作会社に設置を頼むときも、この1つを最初に伝えることになります(計測を頼むときの考え方はホームページ制作会社の選び方でも触れました)。決めずに入れても人数やページの表示回数は数えてくれますが、それだけでは「人は来ているけれど、成果につながっているのか」が分かりません。

入れ方は、アカウントを作ってタグを貼るまでの3段階

Googleアナリティクスを入れる作業は、Googleの画面で管理の単位を3段階作り、最後に発行された計測用のタグをサイトに貼る(タグは、サイトの各ページに入れておく短いコードのことです)、という流れです。画面の案内に沿って入力していけば、専門の知識がなくても進められます。

3段階の管理の単位は、画面では次の名前で出てきます。

  • アカウント会社ごとの一番大きな単位です。会社名を付けておけば分かりやすくなります
  • プロパティサイトごとの単位です。サイトを1つだけ持つ会社なら1つで足ります
  • データストリームそのサイトからデータを受け取る口です。ここで、サイトに貼るタグが発行されます
Googleアナリティクスを入れて、問い合わせを数えるまでの流れ
  1. アカウントを作る

    会社ごとの単位。会社のGoogleアカウントでログインして作ります

  2. プロパティを作る

    サイトごとの単位。タイムゾーンは日本、通貨は日本円を選びます

  3. データストリームを作る

    サイトのアドレスを入れると、「G-」で始まるタグIDが発行されます

  4. サイトにタグを貼る

    WordPressなら設定欄に、それ以外はページの先頭部分に貼ります

  5. リアルタイムの画面で、自分のアクセスが数えられたか確かめる

    自分のスマートフォンでサイトを開き、人数が1増えれば成功です

  6. 問い合わせの完了を「キーイベント」に登録する

    登録した日から先の分だけ数えられるので、この日のうちに済ませます

Googleの画面での手順

ログインに使うのは、担当者の個人のアカウントではなく、会社で管理しているGoogleアカウントにしておきます(理由は後の「持ち主」の章で書きます)。

  1. Googleアナリティクスのサイト(analytics.google.com)を開き、「測定を開始」を押す
  2. アカウント名(会社名など)を入れ、「次へ」を押す
  3. プロパティ名(サイトの名前など)を入れ、タイムゾーンを「日本」、通貨を「日本円」にして「次へ」を押す
  4. 業種とビジネスの規模、使う目的を選んで、「作成」を押す。利用規約が表示されたら、内容を確かめて同意する
  5. データストリームの選択で「ウェブ」を選び、サイトのアドレスとストリーム名(サイトの名前など)を入れて、「作成して続行」を押す
  6. 画面に出る「G-」で始まるタグID(ヘルプでは「Google タグ ID」)を控える

最後に、データを残しておく期間も延ばしておきます。「管理」の「データ設定」の中の「データの保持」で、2か月と14か月から選べるので、14か月を選んで保存します。ヘルプでは、この設定が効くのは「探索」などの詳しい分析の画面で、ふだん見るレポートには影響しないと説明されています。去年の同じ時期と細かく比べたくなったときのために、長いほうにしておくと安心です。

WordPressのサイトなら、設定欄にタグIDを入れる

WordPressで作ったサイトは、使っているテーマやプラグインの設定画面に、GoogleのタグIDを入れる欄があれば、そこへ「G-」で始まるIDを貼るだけで済みます。ヘルプでも、サイトの作成ツールやCMS(WordPressのような更新の仕組み)を使っている場合は、設定欄にIDを入れる方法が案内されています。

入れる欄が見当たらない場合は、データストリームの画面で「タグの実装手順を表示」を押し、「手動でインストール」を選ぶと、貼り付ける用のコードが出てきます。これを全ページの先頭部分(`<head>`の直後)に入れます。テーマのファイルを直接触るのが不安なら、無理をせず制作会社に頼んだほうが安全です。

制作会社に頼むときは、この4つを伝える

設置を頼むときは「アクセス解析を入れてください」だけで終わらせず、次の4つを伝えておくと、あとで困りにくくなります。

  • 自社のGoogleアカウントで作ってほしい制作会社のアカウントで作られると、契約が終わったあとに見られなくなることがあります
  • 問い合わせフォームの送信完了を数えてほしい送信後に完了ページが出るか、出ない作りならどう数えるかも聞いておきます
  • 電話番号が押された回数も数えてほしいスマートフォンからの電話が多い業種では、特に大事になります
  • データの保持期間を14か月にしてほしい1行伝えるだけで済む設定です

すでに入っているか分からない場合は、「アクセス解析は入っていますか。自分のGoogleアカウントでも見られるようにしてもらえますか」と聞くところから始めてください。

入れたら、3つの画面で数字が入り始めたかを確かめる

画面にはたくさんのレポートが並びますが、最初は3つだけ見れば十分です。「数えられているか」「どこから来ているか」「どのページが読まれているか」の順に開いていきます。

どの画面も、左のメニューの「レポート」から開きます。

リアルタイム:タグがちゃんと動いているかを確かめる

タグを貼ったら、最初に「レポート」→「リアルタイム」を開きます。ここには、直近30分間にサイトを見ている人の数が出ます。

自分のスマートフォンでサイトを開き、人数が1増えれば、タグは動いています。ヘルプでは、設置してからデータが届き始めるまで最長で30分ほどかかる場合があるとされているので、すぐに出なくても少し待ってから見直してください。

トラフィック獲得:どこから来ているかを見る

次に「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開きます。来た人が、検索・SNS・ほかのサイトのリンク・アドレスの直接入力のどこから来たかが、経路ごとの人数で並びます。

入れた直後は、数日たってから開き、経路ごとの行に数字が入り始めているかを見てください。

この表の右のほうには「キーイベント」の列もあり、後の章で問い合わせの完了を登録すると、どの経路から来た人が問い合わせたかがここに出るようになります。経路の名前(Organic Search など)の読み方と、その数字から問い合わせが少ない理由を見分ける方法は、ホームページの問い合わせを増やすには?で詳しく書きました。

ページとスクリーン:どのページが読まれているかを見る

3つ目は「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」です。ページごとの表示回数と、ページを見ていた平均の時間(画面では「平均エンゲージメント時間」)が並びます。

サービスのページや料金のページにも数字が入り始めているかを見てください。

数字がたまってからの読み方と直し方は、「アクセス解析とは?無料ツールで最初に見る3つの数字と直し方」で書きました。

ブログやお知らせを書いている会社なら、その記事が実際に読まれているかも、この画面の時間の長さで見当がつきます。書いた記事の効果をどう測るかは、SEO対策は自分でできる?にまとめました。

問い合わせの件数は、フォームも電話も数える

Googleアナリティクスでは、会社にとって大事な行動を「キーイベント」として登録すると、その回数をレポートで追えるようになります。フォームの送信完了と、電話番号が押された回数の2つを登録しておくと、問い合わせの動きがつかみやすくなります。

フォームは、送信後の完了ページを登録する

フォームを送ると「送信しました」と出る完了ページがあれば、そのページが開かれた回数を、問い合わせの件数として数えられます。

  1. 画面左下の「管理」を押し、「データの表示」の中の「イベント」を押す
  2. 「+ イベントを作成」を押し、イベントの名前(例: thank_you)を入れる
  3. 「キーイベントとしてマークを付ける」の切り替えボタンをオンにする
  4. 「コードなしで作成」を選び、イベント名の欄で「page_view」(ページが開かれたことを表す名前)を選ぶ
  5. 完了ページのアドレスを指定して、「作成」を押す

登録してから標準のレポートに出るまで、最大24時間かかります。自分でテスト送信をしたら、翌日に「トラフィック獲得」の表の「キーイベント」の列に数字が入っているかを見てください。

送信しても別のページに切り替わらないフォームでは、この方法は使えません。その場合は、制作会社に「フォームの送信数をキーイベントとして数えられるようにしてほしい」と頼みます。

電話は、押された回数と、実際にかかってきた件数を分けて数える

スマートフォンで電話番号を押した回数は、標準の設定のままでは数えにくいので、追加の設定が要ります。方法の1つは、Googleタグマネージャーというツールで「電話番号のリンクが押されたら記録する」設定を入れ、その記録をキーイベントにするやり方です。自社でやるのが難しければ、制作会社に頼んで入れてもらえます。

ただ、押された回数は、あくまで「かけようとした回数」です。押したあとに、かけずにやめた方も含まれます。また、パソコンで番号を見て、手元の電話からかけた方は数えられません。

実際にかかってきた件数は、受付で数えるのが確実です。

歯科医院の受付で、スタッフが電話を受けながら、手元の電話記録の用紙に内容を書き込んでいる

電話を受けたら、日付と「何を見て電話したか」を一言だけ書き留める用紙を、受付に置いておく方法があります。月末に件数を数え、Googleアナリティクスのフォームの件数と並べると、問い合わせ全体の動きが見えてきます。

アカウントの持ち主は、自社にしておく

Googleアナリティクスを見たり設定を変えたりできるのは、権限を付けたGoogleアカウントだけに限られます。制作会社や、辞めた担当者の個人アカウントにしか権限が無いと、あとから見られなくなることがあるので、会社で管理しているアカウントを「管理者」にしておくのが安心です。

ほかの人に見てもらうときは、パスワードを渡すのではなく、その人のGoogleアカウントに権限を付けます。「管理」の「アカウント」か「プロパティ」の中にある「アクセス管理」を開き、「+」から「ユーザーを追加」を押して、権限を選びます。

権限の名前とできること渡す相手の例
管理者:ユーザーの追加も含めて、すべてを管理できる会社の担当者(会社のアカウント)。2人以上にしておくと、異動や退職で困らない
編集者:ユーザーの管理以外の設定を、すべて変えられる設置や設定を任せる制作会社
マーケティング担当者:キーイベントなどを作ったり直したりできる広告や集客を任せる会社
閲覧者:画面とデータを見られる数字を見るだけの社内の人

このほかに、自分で作った詳しい分析を共有できる「アナリスト」もあります。

サーチコンソールとつなぐと、Googleアナリティクスの中で、検索された言葉も見られるようになります。「管理」の「サービス間のリンク設定」から「Search Console とのリンク」を開いて設定します。つなぐには、Googleアナリティクス側で編集者以上の権限と、サーチコンソール側の持ち主であることの両方が必要です。つないだあとのレポートは最初は表示されていないので、「レポート」の下の「ライブラリ」から表示する設定にします。

アディザインに相談する場合

ここまでの作業は、手順どおりに進めれば社内でできます。ホームページの運営は基本は自社で行うのがよいと思います。自分たちで数字を見てページを直していくことが、自社の強みを見直すきっかけにもなるからです。

タグの設置や、電話の数え方の設定など、自社だけでは詰まりやすいところを教わりながら進めたい場合は、内製化支援のページを見てみてください。

数字を見てページを直し続ける手が社内に足りない場合は、SEO・AIO対策で、どこまで任せられるかを確かめられます。このブログも、週に1回、サーチコンソールとGoogleアナリティクスの数字をAIが取り出してレポートにまとめ、直すところを洗い出す仕組みで運用しています。そうした仕組みも、選べる形でご相談いただけます。

最新の内容と料金は、それぞれのページで確認してください。

よくある質問

Q. Googleアナリティクスは無料ですか?

無料で使えます。Googleのアカウントがあれば、アカウントを作ってタグを貼るところまで費用はかかりません。大企業向けの有料版(Google アナリティクス 360)もありますが、中小企業のホームページなら、多くの場合は無料のもので足ります。

Q. 昔のGoogleアナリティクスのデータは、今も見られますか?

見られません。以前のユニバーサル アナリティクスは、2024年7月1日以降、画面からもデータにアクセスできなくなりました。今のサイトにGA4のタグが入っているかは、「リアルタイム」の画面で自分のアクセスが数えられるかで確かめてください。

Q. サーチコンソールがあれば、Googleアナリティクスはいりませんか?

見ている場面が違うので、両方あると役に立ちます。サーチコンソールは検索結果に出てからクリックされるまで、Googleアナリティクスはサイトに来てから問い合わせまでを見ます。問い合わせの件数を数えられるのは、Googleアナリティクスのほうです。

Q. タグを貼ったのに、数字が出てきません。

設置してからデータが届き始めるまで、最長で30分ほどかかる場合があります。30分たっても「リアルタイム」の画面に自分のアクセスが出ないときは、タグIDの貼り間違いや、貼った場所が全ページに入っていないことが考えられるので、設置した人に確認してもらってください。

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