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LP・ECサイト 2026.09.30

LPとは?ホームページとの違いと、自社に要る場面・要らない場面

執筆:adisign

LP(ランディングページ)は、1つの商品やサービスを申し込んでもらうために作る縦長の1ページで、会社全体を知ってもらうホームページとは役割が違います。自社に要るかどうかは、広告などで人を集める予定があり、申し込みを取りたい商品が1つに決まっているかで考えると分かりやすくなります。

LPは、検索で見つけてもらうよりも、広告などで来た「その商品に関心のある人」を受け止める作りが中心です。

「ホームページとLPのどちらを作ればいいですか」というご相談をよくいただきます。用途がまったく違うので、どちらが上という話ではありません。

この記事では、LPの意味とホームページとの違い、LPが要る場面と先に別のことを進めたほうがいい場面、作る前に決めておくことをまとめました。ホームページ制作とLP制作の両方を手がけている会社の目線で書いています。

LPとは、1つの商品を申し込んでもらうための縦長の1ページ

LPは「Landing Page」の略で、日本語では着地ページと訳されます。広告などをクリックした人が最初に着くページで、説明から申し込みまでを、縦に読み進めながら1ページで済ませる作りになっています。

縦に長い1ページの中に、商品の特徴、選ぶ理由、お客さまの声、価格、よくある質問、申し込みフォームが順に並びます。他のページへ移ると申し込みにつながりにくくなるため、リンクや選択肢は絞ってあります。「LPサイト」と呼ばれることもありますが、複数ページのサイトではなく、この1ページのことを指します。

LPの特徴は、問い合わせよりもう一歩先の、決済や申し込みという最終の成果を獲得する点にあります。並べ方の中身は「ランディングページの構成|8つのブロックに書くことと用意するもの」で詳しく書いています。

LPに来た人の動き
  1. 広告やSNSを見る

    商品に関心のある人が、リンクを押します

  2. LPに着く

    一番上の1画面で「自分に関係ある」と思えるかが分かれ目です

  3. 縦に読み進める

    特徴・根拠・お客さまの声を順に読みます

  4. 申し込む

    同じページの中のフォームで済みます

検索でホームページに来る流れとは違い、LPは広告などから直接着く前提で組みます

同じ「ランディングページ」でも、意味が2つあります

広い意味では、検索結果や広告から来た人が最初に開いたページ全般を指します。トップページでも、ブログ記事でも、最初に着いたページならすべて含まれます。狭い意味では、この記事で書いている、申し込みに特化した縦長の1ページのことです。LINEヤフーやエックスサーバーの解説でも、2つの意味があるとされています。

打ち合わせで混ざりやすいところです。Googleアナリティクス(GA4)のレポートに出てくる「ランディングページ」は広い意味で、お客さまが最初に開いたページの一覧を指します。制作会社に「LPを作りたい」と伝えるときの狭い意味とは別物なので、どちらの話かを言葉にしてから相談すると、行き違いを防げます。

お金をかけずに1枚で作ったページを、LPと呼ぶこともあります。ただ、業界でLPと言うと、コストをかけて成果を追求するためのページを指すことが多いです。

ホームページとの違いは、目的と、来る人と、集め方

ホームページは会社やお店の全体を知ってもらう場所で、LPは1つの商品を申し込んでもらう場所です。来る人も集め方も違うので、同じ作り方では、どちらの役割も果たせません。

見るところホームページLP
目的会社・お店・サービス全体を知ってもらい、信頼をつくって問い合わせにつなげる1つの商品・サービスを、その場で申し込んでもらう
来る人検索・紹介・名刺など、いろいろな目的の人主に広告から来た、その商品に関心のある人
ページの数会社概要・サービス・実績などの複数ページ縦長の1ページで完結
他ページへのリンク見たい所へ回れるように置く迷わせないよう絞る
集め方検索で長く見つけてもらう作り。ページを増やしやすい広告など有料の集客とセットにすることが多い。検索での集客は向きにくい傾向
公開後少しずつ更新して育てる見出しや構成を入れ替えて、反応を比べながら直す

「LPのほうが新しくて優れている」わけではありません。広告で今すぐ申し込みを取りたいならLP、検索や紹介で長く信頼を積みたいならホームページ、と役割で使い分けます。

両方を持って、広告からはLP、検索や名刺からはホームページに案内する形もあります。会社全体を伝える側は「ホームページ制作」のページにまとめています。

LPが要るのは、広告で人を集めて、1つの商品を申し込んでもらう場面

LPが力を出すのは、検索結果に出るリスティング広告やSNS広告のように、お金をかけて特定の人を連れてくる場面です。広告の先に、申し込みまで迷わず進めるページを用意するために作ります。

たとえば、初回限定の商品を広告から申し込んでもらいたい場合や、資料請求やセミナーの申し込みを広告で集めたい場合です。どちらも、来た人に選ばせるものが1つに決まっています。アディザインへのLPのご依頼は、化粧品や健康食品の分野が多い傾向があります。ライバルのLPも作り込まれている業種なので、商品の企画の段階からこだわって作る必要があります。ただ、これは業種による傾向で、ほかの業種でも使われます。

商品写真の撮影台の上に、1本のハンドクリームだけが置かれている様子

人を集める言葉と、LPの中身をそろえる

LPを作れば人が来る、というわけではありません。広告の言葉を見て押したくなる理由があり、着いたLPでその約束が続いていて、はじめて申し込みにつながります。

ちぐはぐな例は、たとえば「無料でプレゼント」と広告で呼びかけたのに、LPを開くとプレゼントの話がどこにもない場合です。プレゼント目当ての人が集まっても申し込みには進みにくく、商品を必要とする人も戸惑って離れてしまいます。呼びかけの言葉と、LPの一番上に書く言葉は、そろえておきます。

最初の形が、そのまま正解になることは多くないと思います。実際にアクセスを集めながら、キャッチコピー・デザイン・内容を入れ替えて、申し込みが増える形を探っていきます。

費用は、制作費だけでは済みません

ご相談の段階では、制作費だけを気にされる方が多いのですが、実際にかかるのは次の3つです。

  • 制作費LPそのものを作る費用です。
  • 広告費人を連れてくるための費用で、LPを公開しても広告を止めれば人は来ません。
  • 改善の費用広告の結果を見て、キャッチコピーや構成を直していく費用です。

3つ目まで見込んでおかないと、公開したあとに続けられなくなります。金額を動かす要因は「ランディングページ(LP)の費用はいくら?金額を動かす4つの要因」で、広告の始め方は「Web広告の始め方|何から決めればいいか」で書いています。

先にホームページや別の準備を進めたほうがいい場面

LPは目的がはっきりしたページなので、目的と体制が合っていないと成果が出にくい作りでもあります。広告費や改善の体制がまだないなら、LPより先に別のことを進めたほうが、遠回りになりません。

  • 検索で長く見つけてもらいたいときLPは1ページで完結し、文章量も更新も少なくなりやすいので、検索での集客には向きにくい傾向があります。時間をかけて検索から来てもらうなら、ホームページやブログ記事を増やすほうが合います。検索の仕組みは「SEOとは?Googleが順番を決める仕組みと、中小企業が最初にやる3つ」で書いています。
  • 広告費と、公開後の改善にかける体制がまだないときいきなりLPを作らず、まずデザインにこだわらずに、いろいろなアピールする点を載せたホームページを作ってみる進め方もあります。どの言葉に人が反応するかを見てから、LPに進みます。
  • 商品やサービスの反応が、まだ分からないときすでに提供していて、お客さまの反応が良く、自信のある商品でLPを作るのが向いています。「LPも作ってみるか」くらいの気軽な始め方では、成果は出にくい傾向があります。
  • 会社やお店の全体を知ってもらいたいとき会社の概要や実績、複数のサービスを見てもらう場面では、1つの商品に絞ったLPでは足りません。ホームページの役割です。

3つの質問に答えると、今の状況に合う進め方が分かります。

LPを作る前の確かめ

    質問1

    申し込んでもらいたい商品・サービスは、1つに絞れていますか

    複数あるなら、ホームページで全体を見せる形が合います

    質問2

    広告など、人を集める手段と、その予算の見通しはありますか

    検索だけで集めたいなら、ホームページやブログです

    質問3

    お客さまの声や評価など、選ばれる理由を示す材料は手元にありますか

    口コミ・レビュー・受賞・販売実績など

    あなたの場合

    ホームページから

    会社やお店の全体を伝える形が先です

    「先にホームページや別の準備を進めたほうがいい場面」の章を読む

    あなたの場合

    集め方を先に

    人を集める手段と体制を先に考えます

    「先にホームページや別の準備を進めたほうがいい場面」の章を読む

    あなたの場合

    LPを相談できる状態

    構成づくりから進められる段階です

    「LPを作る前に決めるのは」の章を読む

    あなたの場合

    材料を先に集める

    お客さまの声や評価を集める段階です

    「お客さまの声・評価・強みの材料を集める」の章を読む

    LPを作る前に決めるのは、申し込む物・集め方・材料・公開後の直し方

    決めることは、何を申し込んでもらうか、どう人を集めるか、どんな材料を用意するか、公開後に誰が直すか、の4つです。LPは戦略を立てて売るものという前提で、この4つを先に言葉にしておくと、相談がまとまりやすくなります。

    何を申し込んでもらうか、1つに絞る

    複数の商品を1ページに詰めると、来た人の選択肢が分かれて、申し込みが分散しやすくなります。1つに絞ったうえで、その商品について気になる情報は、できるだけ詰め込みます。

    あわせて、申し込みの形も決めます。購入なのか、資料請求なのか、セミナーの申し込みなのかで、ページの最後に置くフォームと、途中に置くボタンの言葉が変わります。

    人を集める方法と、そのときの言葉を決める

    リスティング広告(検索結果に出る広告)なのか、SNS広告なのか、メールなのか。集める方法によって、来る人の状態が違います。方法が決まったら、その広告の文にどんな言葉を書くかまで、LPの制作前に決めておきます。広告とLPの言葉が離れていると、先ほどの例のように、申し込みに進みにくいからです。

    お客さまの声・評価・強みの材料を集める

    商品の強みや、お客さまの評価は、制作会社の側では分からない情報です。ここを聞き出して回答してもらえるかどうかが、LPの質に直結します。LP制作が初めての方は、手元の情報が少なく、原稿がざっくりしたものになりやすい傾向があります。

    集め方の例として、その商品を選んだお客さまに「他の商品ではなく、なぜこの商品にしたのか」を聞ける機会があれば、聞いておくと材料になります。事前に口コミやレビューを集めておくと、ページの説得力が変わります。お客さまは同じような商品を見比べて選ぶので、ライバルのLPも、いくつか見ておいてください。

    集めた材料は、生成AIに渡して「読む人が抱く疑問の順に並べて」と頼むと、構成のたたき台と、足りない材料の洗い出しを、手早く進められます。

    化粧品や健康食品のように、表現の決まりが厳しい業種では、書き方が薬機法(旧薬事法)に触れることがあります。公開前の文言チェックに費用がかかる場合もあるので、材料を集める段階から、証明できる根拠かどうかを分けておきます。

    公開後に直す担当と予算を決める

    LPは、公開したら終わりではありません。広告でアクセスを流し、反応を見て、キャッチコピーや構成を2パターン用意して入れ替え、どちらが申し込みを取れるか比べる(ABテスト)ところまでが、作業の一部です。誰が数字を見て、誰が直すのか、月にどのくらいの予算を見込むのかを、公開前に決めておいてください。

    公開後にABテストや改善提案まで進む会社は、はじめから、LPを「戦略を立てて売るもの」と捉えています。公開だけで終わる会社とは、ここが分かれ目になります。

    アディザインに相談する場合

    アディザインのLP制作は、商品資料とヒアリングをもとに、キャッチコピーや本文の作成から任せられます。広告の運用まで自社で対応しているので、広告の結果から、どんな言葉で来た人が多いかが分かり、LPの修正に活かせます。

    LPとホームページのどちらを作るべきか、決まっていない段階のご相談でも構いません。ホームページについてはホームページ制作、広告についてはWeb広告運用のページをご覧ください。料金は料金ページと各ページで、最新の内容を確認してください。

    よくある質問

    Q. LPとホームページは、両方必要ですか?

    目的しだいです。広告で申し込みを取りたい商品があるならLP、会社全体を伝えたい、検索から来てもらいたいならホームページが合います。両方を持って、広告からはLP、名刺や検索からはホームページに案内する形もあります。

    Q. LPだけで、会社のホームページの代わりになりますか?

    代わりにするのは難しい傾向があります。LPは1つの商品に絞った作りなので、会社の概要や実績、ほかのサービスまでは載せにくいです。会社を確かめたい取引先には、物足りなく見えるかもしれません。

    Q. LPは1ページだけなので、安く作れますか?

    1ページだからといって、安いとは限りません。縦に長く、デザインの量も多く、構成を考える工程にも費用がかかる傾向があります。金額が何で変わるかは、LPの費用の記事にまとめています。

    Q. LPは、検索で上位に出せますか?

    向きにくい傾向があります。1ページで完結し、文章量も更新も少なくなりやすいためです。そのため、広告など有料の集客とセットにすることが多く、検索から来てもらう形は、ホームページやブログのほうが合います。

    Q. 「LP」と「ランディングページ」は、同じ意味ですか?

    言葉としては同じです。ただ、ランディングページには「最初に着いたページ全般」という広い意味と、「申し込みに特化した縦長の1ページ」という狭い意味があります。LPは後者を指して使うことが多いので、打ち合わせでは、どちらの話かを確かめておくと安心です。

    次は、LPの中身の並べ方が知りたければ「ランディングページの構成」、かかる金額が知りたければ「LPの費用の記事」を読んでみてください。広告の始め方は「Web広告の始め方」にあります。

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    まずは、話すことから。

    「何を頼めばいいか分からない」段階で構いません。ご提案・お見積りまでは無料です。つくるものが決まっていない状態からのご相談も歓迎します。