自社のページが検索で何位に出ているかは、自分で検索して確かめるより、Googleの無料ツール「Search Console(サーチコンソール)」で、検索された言葉ごとの平均の順位を見るほうが実態に近くなります。
自分のパソコンで検索した結果は、いる場所や使っている端末、Googleアカウントの検索履歴によって変わることがあるからです。社長のスマートフォンでは3位なのに、担当者のパソコンでは8位、ということも起こります。
Search Consoleなら、実際に検索した人たちの画面に出た位置を、言葉ごとにまとめて見られ、その言葉で何回表示され、何回クリックされたかも一緒に分かるので、どのページを直せばいいかの判断に使えます。
この記事では、人によって順位が違う理由、3つの調べ方の使い分け、Search Consoleで順位を見る手順、順位を見たあとに直すことを、ホームページ制作と公開後の集客をお手伝いしている会社の目線でまとめました。Googleの説明は、2026年9月28日に公式資料で確認した内容です。
検索順位とは、検索結果の上から何番目に出たか
検索順位は、ある言葉で検索したときに、自社のページが検索結果の上から何番目に出たかを表す数字です。1位が一番上で、数字が小さいほど上に出ています。
Googleの数え方では、画像が横に並ぶかたまりや、右側に出る会社・お店の情報の枠なども、まとめて1つの位置として数えます。かたまりの中にリンクがいくつあっても、順位は1つです。
なので、Search Consoleで「3位」と出ていても、画面の上から3つ目の青いリンクとは限らず、順位は「だいたいどのあたりに出たか」の目安として見ておくと、数字の上下に振り回されにくくなります。
- 出典: Search Console ヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」(2026年9月28日確認)
自分で検索した順位が、人によって違う理由
同じ言葉で検索しても、検索結果の並びは人によって変わることがあります。Googleは、並べる順番を決めるときに、検索した人のいる場所・言語・端末・検索履歴なども使っていると説明しています。
| 違いが出る理由 | 何が起きるか | 身近な例 |
|---|---|---|
| いる場所 | その場所に関係のある結果が上に出やすくなる | 「外壁塗装」で調べると、福岡と東京で並ぶ会社が違うことがある |
| 端末 | パソコンとスマートフォンで、合う結果が選ばれる | 同じ言葉でも、パソコンとスマートフォンで並ぶページが違うことがある |
| Googleアカウントの履歴 | ログイン中の検索履歴などをもとに、その人に合った結果が出ることがある | 自社のページをよく開く担当者の画面で、自社が上に見える可能性がある |
| 直前の検索 | 続けて調べている内容から、何を探しているかを読み取る | 前に調べた言葉によって、次の検索の並びが変わることがある |
| 時間 | 新しいページが追加され、並び方の更新も順に反映される | 昨日と今日で順位が違うことがある |
履歴による変化については、Google自身が、この調整をオフにしても並びがほとんど変わらないことがあると書いています。ただ、場所と端末の違いは履歴を切っても残るので、社内で「自分の画面では何位だった」と言い合っても、話がかみ合わないことがあります。
- 出典: Google 検索ヘルプ「Google 検索の検索結果が他のユーザーと異なる理由」、同「パーソナライズと Google 検索の検索結果」、Google 検索セントラル「Google 検索の仕組み」(2026年9月28日確認)
検索順位のチェック方法は3つ。目的で使い分ける
検索順位を調べる方法は、自分で検索する、Search Consoleで見る、有料の順位チェックツールを使う、の3つです。まずはSearch Consoleを基本にして、ほかの2つは目的があるときに足すと迷いません。
| 調べ方 | 分かること | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 自分で検索する | 検索結果の見た目と、同じ言葉で並んでいる他社のページ | ライバルのページが何を書いているかを見たいとき | 場所・端末・履歴の影響を受ける。1回見た順位を全体の順位と思わない |
| Search Consoleで見る | 実際に検索した人たちの画面に出た位置の平均。言葉ごと・ページごとに見られる | 自社の順位を毎月確かめて、直すページを選ぶとき | 実際に表示された検索しか数えない。表示が少ない言葉の平均はぶれやすい |
| 有料の順位チェックツール | 決めた言葉の順位を、毎日同じ条件で記録した推移 | 狙っている言葉が多く、日ごとの動きやライバルの順位も追いたいとき | 利用料がかかる。決めた条件(場所・端末)での順位なので、実際の検索と完全には一致しない |
自分で検索するときは、ブラウザのシークレットウィンドウ(Google Chromeでは右上のメニューから開けます)を使うと、ログイン中の検索履歴の影響は受けにくくなります。それでも場所と端末の違いは残るので、「他社の並びを見るための画面」くらいに考えておくと安心です。
有料のツールは、狙っている言葉が数十個を超えて、毎日の動きを記録したくなってからで十分間に合います。言葉が少ないうちは、Search Consoleだけで困ることはあまりありません。
Search Consoleで、言葉ごとの平均の順位を見る手順
Search Consoleでは、「検索パフォーマンス」の中の「検索結果」の画面で、検索された言葉ごとの平均掲載順位を見られます。登録がまだの場合は、先に「サーチコンソールの使い方」の手順で登録しておいてください。

上の画像が「検索結果」の画面の上の部分で、右端のオレンジの枠が平均掲載順位です。
- 左のメニューの「検索パフォーマンス」から「検索結果」を開く
- 画面上の4つの数字の枠のうち、「平均掲載順位」の枠を押して表示させる
- グラフの下の表で「クエリ」のタブを開くと、検索された言葉ごとに平均掲載順位が並ぶ
- 表の見出しの「掲載順位」を押すと、順位の高い順・低い順に並べ替えられる
- 特定のページの順位を見たいときは、「ページ」のタブでそのページを押してから「クエリ」のタブに戻る
画面の上の「+ 新規」から、国を「日本」、デバイスを「モバイル」のように絞ることもできます。スマートフォンから探す方が多い業種なら、スマートフォンだけの順位を見ておくと、実際の見え方に近づきます。
平均掲載順位の読み方
平均掲載順位は、1回の検索で自社のページがいちばん上に出た位置を、検索ごとに平均した数字です。Googleのヘルプでは、ある言葉で2位、別の言葉で3位に出たら、平均は2.5位になる、という例が載っています。
ここで押さえておきたいのは、表示されなかった検索は平均に入らないという点で、表示回数が数回しかない言葉の「2位」は、たまたま上に出た数回の平均かもしれません。
順位を見るときは、隣の列の表示回数も一緒に見てください。表の見出しの「表示回数」を押して多い順に並べ替え、上のほうの言葉から判断すると、ぶれの小さい数字で考えられます。上のグラフはサイト全体の平均、下の表は言葉やページごとの平均なので、判断に使うのは下の表のほうです。
- 出典: Search Console ヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」、同「検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定」(2026年9月28日確認)
順位より先に見たいのは、表示回数とクリック数
検索順位は分かりやすい数字ですが、1位かどうかより、その言葉で探している人がいて、実際にクリックされているかのほうが問い合わせには効いてきます。
誰も検索しない言葉で1位になっても、検索結果を見る人がいなければ、ホームページに来る人は増えません。反対に、10位前後でも毎月たくさん表示されている言葉なら、少し順位が上がるだけで来てくださる方が増える可能性があります。
私たちがSEOの相談を受ける中で、伸び悩んでいる原因として多いのは、ライバルが強すぎる言葉を選んで、かけられる時間や人手が見合っていない場合と、検索数を確かめずに書きたい内容だけを書いている場合の2つです。どちらも、順位の数字だけを追いかけていると気づきにくくなります。
言葉がどれくらい検索されているかの調べ方と、ライバルが強すぎる言葉を避ける考え方は、「SEO対策は自分でできる?基本はキーワード選びから」にまとめました。
アディザイン自身、新しいお客さまに向けた営業はほとんどしていません。新しいお客さまとの接点は、検索から自社のホームページに来ていただく方と、今のお客さまからのご紹介が中心です。その経験からも、順位は「見つけてもらえているか」を確かめる数字の1つとして、表示回数・クリック数とセットで見るのがいいと思います。
順位を見たあとに直すことは、状況で4つに分かれる
順位を見たら、表示回数とクリック数と合わせて、今どの状況にいるかを確かめます。状況によって、直す場所はページを作る・中身を足す・タイトルを直す・問い合わせまでの道を見直す、に分かれます。
画面を見ながら、次の質問に答えてみてください。当てはまる見出しへご案内します。
質問1
狙っている言葉が、Search Consoleの「クエリ」の一覧に出てきますか?
「クエリ」のタブで、表の右上のフィルタのマークから、狙っている言葉を探します
質問2
その言葉の平均掲載順位は、10位より後ろですか?
同じ行の「掲載順位」の列を見ます。表示回数が少なすぎる言葉は、もう少し様子を見ます
質問3
表示回数のわりに、クリックが少ないですか?
画面上の「平均 CTR」の枠も押して表示させ、同じ行の「CTR」(クリック率)をほかの言葉と比べます
あなたの場合
その言葉に答えるページを作ります
まだGoogleに「この言葉の答えがあるページ」と見られていない可能性があります。
「狙った言葉で表示されていないなら」の章を読む
あなたの場合
ページの中身を足します
見つけてもらえてはいますが、上のほうに出るには答えが足りていない可能性があります。
「10位より後ろなら」の章を読む
あなたの場合
タイトルと説明文を直します
上のほうに出ているのに選ばれていない状態です。
「上のほうに出ているのにクリックが少ないなら」の章を読む
あなたの場合
問い合わせまでの道を見直します
検索からは来てもらえています。次はホームページの中を見る段階です。
「クリックされているのに問い合わせが来ないなら」の章を読む
狙った言葉で表示されていないなら、答えるページを作る
狙っている言葉が一覧に出てこない場合は、まだその言葉の答えになるページが無いか、Googleにそう見られていない可能性があります。順位を上げる前に、その言葉で検索する人の質問に答えるページを1つ作るところから始めます。
ただし、検索する人がとても少ない言葉は、ページがあってもSearch Consoleの一覧に出ないことがあります。作る前に、その言葉がどれくらい検索されているかを確かめておくと、手間をかける先を間違えにくくなります。
ライバルが少ない業界なら、専門知識がなくても記事を書き続けることで上位に出た例があります。一方で、ライバルの多い分野では、しっかり学びながら取り組んだ場合を除くと、知識のないところから独力で成果を出せた例はほとんど見かけません。言葉を選ぶ段階で、自社が勝負できる細かい言葉を探しておくのが近道です。
- 出典: Search Console ヘルプ「Search Console のデータについて」(2026年9月28日確認)
10位より後ろなら、ページの中身を足す
表示はされているのに10位より後ろ(11位〜20位あたり)が多い言葉は、検索結果の上のほうに入りきれていない状態です。
その言葉で実際に検索して、上に並んでいるページが何に答えているかを見てください。費用・期間・流れ・よく聞かれる質問など、自社のページに書いていないことがあれば、それを足していきます。自社の経験や実績を書き足すと、ほかのページにはない中身になります。
上のほうに出ているのにクリックが少ないなら、タイトルと説明文を直す
10位以内に入っているのにクリックが少ないページは、検索結果に並んだときに選ばれていない可能性があります。この場合は、中身より先に、検索結果に出るタイトルと説明文を見直します。
グループ会社のAGSのブログでも、上位に出たのにクリック率が低い記事は、同じ言葉で並んでいる他社の記事を調べて、タイトルと中身を直しています。どんな順番で回しているかは「AIブログで検索の表示約4倍・訪問3.8倍|グループ会社の仕組み」で紹介しました。タイトルの直し方の手順は「サーチコンソールの使い方」にあります。
クリックされているのに問い合わせが来ないなら、ホームページの中を見る
順位もクリックも十分なのに問い合わせが増えない場合、次に見る場所はSearch Consoleではなく、Googleアナリティクスです。
検索からのクリックがあっても、ホームページ全体で見るとアクセスが足りていないこともあります。問い合わせが来ない理由は、アクセスはあるのに問い合わせが来ないのか、アクセスが無いから来ないのかのどちらかで、まずどちらなのかを確かめないと、何を直すかの話ができません。Googleアナリティクスで、検索から来た人がどのページを見て、どこで離れているかを見ていきます。
見る画面と直す順番は「ホームページの問い合わせを増やすには?」に、アクセス解析の基本は「アクセス解析とは?」にまとめています。
順位は月に1回、同じ条件で比べる
検索順位は、日によって上下します。月に1回、同じ長さの期間どうしを同じ画面で比べるくらいのペースで十分です。
ページを直したときは、直した日とページの名前をメモしておいてください。翌月、直す前と後の期間を比べると、順位・表示回数・クリック数がどう動いたかが分かります。
比べる数字をあとから集めようとしても、Search ConsoleやGoogleアナリティクスが入っていなければ、その期間のデータは残っていません。ホームページの目的を決めたら、早めに入れておくと後で困らずに済みます。入れ方は「Googleアナリティクスとは?入れ方と問い合わせを数える設定」を参考にしてください。
アディザインに相談する場合
順位を見て、ページを作る・中身を足す・タイトルを直す、という作業は、自社で進められる部分が多いと思います。お客さまに何を聞かれるかを一番よく知っているのは、その会社の方だからです。
毎月の数字を見てページを直す人手が社内に足りない場合は、SEO・AIO対策のページで、どこからお手伝いできるかをご覧ください。検索数をもとにAIが記事を書き、公開後の順位や表示回数もAIが分析して直すところまでを仕組みにして、最後の判断に人が加わる運用も、選べる形でご相談いただけます。このブログも、その仕組みで数字を見ながら記事を直しています。
Search Consoleの設定や、ホームページの更新を自社で続けられるようにしたい場合は、内製化支援のページに進め方をまとめました。最新の内容と料金は、それぞれのページで確認してください。
よくある質問
Q. 検索順位は無料で調べられますか?
調べられます。GoogleのSearch Consoleは無料で、検索された言葉ごとの平均掲載順位を見られます。自分でブラウザのシークレットウィンドウを開いて検索する方法も無料ですが、場所や端末で結果が変わる点に気をつけてください。
Q. 平均掲載順位が「4.3」のように小数になるのはなぜですか?
いろいろな検索で出た位置を平均しているからです。ある検索では3位、別の検索では5位に出ていれば、平均は4位になります。
Q. 順位が急に下がったときは、すぐに直したほうがいいですか?
数日の上下なら、少し様子を見てかまいません。日ごとの動きはよくあるので、数週間続けて下がっているか、表示回数やクリック数も一緒に減っているかを、同じ長さの期間どうしで比べてから判断してください。
Q. 自分のスマートフォンで検索すると1位なのに、Search Consoleでは順位が低いのはなぜですか?
自分の画面の順位は、いる場所・端末・検索履歴の影響を受けた1回分の結果だからです。Search Consoleは、実際に検索したたくさんの人の画面に出た位置の平均なので、自社の順位を判断するときはこちらを基準にしてください。